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4K動画編集も快適!DAIV R6-I7G60SR-Aの性能を検証してみた

※2025年9月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

DAIV R6-I7G60SR-A

2024年7月に発売したDAIV R6-I7G60SR-Aをマウスコンピューターに借りてレビューします。

DAIV R6-I7G60SR-Aは16型のクリエイターノートでマウスコンピューターです。

ここではDAIV R6-I7G60SR-Aがクリエイティブ用途でどのぐらい威力を発揮するのか、動画編集で徹底検証してみます。

DAIV R6-I7G60SR-Aの購入を検討している方はぜひご覧ください!

>>動画編集の検証をすぐに見る

DAIV R6-I7G60SR-A

CPU:インテル Core i7-13650HX 
メモリ:16GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU 8GB 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB 
液晶モニター:16型 WQXGAノングレア液晶 

249800円(税込)

>>公式ページを見る


記事監修者

動画編集者・ビデオグラファー おーとふぉーかす

大阪で映像制作会社を経営する傍ら、BTOパソコンで動画編集を検証するブログ「動画編集パソコン速報」を管理しています。

2017年から年間20台以上、累計100台以上のパソコン検証を実施してレポートしてきました。

PC通販サイトとコラボで動画編集用パソコンの企画や限定クーポンの配布も実施しています。


DAIV R6-I7G60SR-A を使ってみた感想

DAIV R6-I7G60SR-A

DAIV R6-I7G60SR-Aは、クリエイター向けに設計されたノートPCで、特に動画編集を考えるユーザーに適した性能を備えています。

第13世代Intel Core i7プロセッサーとRTX 4060 Laptop GPUの組み合わせにより、フルHD編集はもちろん、ACアダプター使用時には4K60P 4:2:2 10bitの1トラック編集が比較的スムーズに行えます。

ストレージ面では、M.2 SSDスロットを3基搭載しており、大容量の動画素材を扱う際も高速なデータ転送が可能です。

マウスコンピューター直販で購入する場合はM.2 SSDの追加もできるので、作業の快適さを重視するクリエイターにとっては大きなメリットといえるでしょう。

本体重量は約2.37kgとやや重めですが、その分しっかりとした剛性があり、安定した作業環境を提供してくれます。

持ち運びは頻繁にしないが、デスク間の移動や外出先での作業も考えているクリエイターにおすすめです。

性能と拡張性を兼ね備えた一台として、動画編集や画像処理を快適にこなせるモデルといえます。

チェック!

マウスコンピューター公式サイト: DAIV R6-I7G60SR-A の購入者レビューを確認する

DAIV R6-I7G60SR-AのLAN端子・HDMI端子

DAIV R6-I7G60SR-Aの背面にはHDMI端子、LAN端子、USB 3.1(Type-C / DisplayPort Alt Mode)が搭載されており、クリエイターにとって利便性の高い構成となっています。

HDMI端子を活用すれば、4Kモニターやプロ向けディスプレイに直接接続でき、動画編集やデザイン作業時の視認性が向上します。

さらに、USB 3.1 Type-CはDisplayPort Alt Modeに対応しているため、Type-C対応モニターへケーブル1本で映像出力が可能です。

また、LAN端子を搭載していることで有線接続による安定したネットワーク環境を確保でき、大容量のデータアップロードやクラウド連携もスムーズです。

これらの機能により、クリエイターの作業効率を最大化できる設計となっています。

DAIV R6-I7G60SR-Aの長所と短所

DAIV R6-I7G60SR-A

DAIV R6-I7G60SR-AのCPUはPCIe Gen4のM.2 SSDを標準搭載で、PCの起動や動画編集の処理速度も良好です。

最新規格のDDR5メモリを採用し、第13世代 Core i7-13650HXの性能を十分引き出しています。

クリエイティブに重要なグラフィックスカード(ビデオカード)はGeForce RTX 4060 Laptop GPUのビデオメモリ 8GBモデルを登載し、Premiere ProやDaVinci Resolve Studioの推奨環境をクリアしています。

ここではDAIV R6-I7G60SR-Aと同様の性能を持つゲーミングPC「G TUNE E5-I7G60BK-A」と比較してみました。

DAIV R6-I7G60SR-A / G TUNE E5-I7G60BK-A 仕様比較

DAIV R6-I7G60SR-A G TUNE E5-I7G60BK-A
CPU:Intel Core i7-13650HX CPU:Intel Core i7-13650HX
メモリ:16GB PC5-38400 DDR5 メモリ:16GB PC5-38400 DDR5
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
重量:2.37kg 重量:2.09kg
厚さ:27.5mm 厚さ:22.1mm
モニター:16型 液晶 (ノングレア / DCI-P3 100% / 240Hz対応 / Dolby Vision対応) モニター:15.3型 液晶 (ノングレア / 240Hz対応)
価格:249,800円(税込) 価格:239,800円(税込)

※販売価格は2025年3月調べです

動画編集やグラフィック制作を快適にこなすノートPCを選ぶ際、ディスプレイの性能や作業環境の快適さは非常に重要なポイントです。

DAIV R6-I7G60SR-AとG TUNE E5-I7G60BK-Aは、同じプロセッサーとGPUを搭載し、基本スペックは共通していますが、ディスプレイ性能とボディの設計に違いがあります。

DAIV R6-I7G60SR-Aの最大の強みは、16型の広い作業スペースと、DCI-P3 100%の色域に対応した高精細ディスプレイを搭載している点です。

映像制作や写真編集において、正確な色再現が求められる場面でも安心して作業ができます。

また、Dolby Vision対応によりHDRコンテンツの編集や視聴にも適しており、映像の細部まで鮮明に表示可能です。

一方、G TUNE E5-I7G60BK-Aは15.3型のコンパクト設計で、厚さ22.1mm・重量2.09kgとやや軽量ですが、DCI-P3の広色域には対応していません。

一般的なゲーミング用途には十分ですが、クリエイターにとっては色の正確性や作業スペースの広さが不足する可能性があります。

多少の重量や厚みが気にならないのであれば、より広く高品質なディスプレイを備えたDAIV R6-I7G60SR-Aの方が、プロフェッショナルな制作環境を求めるクリエイターにとって最適な選択肢となるでしょう。

チェック!

マウスコンピューター公式サイト: DAIV R6-I7G60SR-A の購入者レビューを確認する

1DAIV R6-I7G60SR-AのCPU

ノートPC向けの高性能CPU市場では、Intel Core i7-13650HX、Core Ultra 7 155H、Apple M4 Pro(14コア)、AMD Ryzen AI 9 HX 370といった選択肢があり、それぞれ異なる特長を持っています。

Core i7-13650HXは、デスクトップ級の処理能力を持つHXシリーズのCPUで、6つの高性能Pコアと8つの高効率Eコアを搭載。

高負荷な動画編集や3Dレンダリングでも安定したパフォーマンスを発揮します。

TDP(消費電力の目安)が高めな分、持続的な高パフォーマンスを実現しやすいのが強みです。

Ultra 7 155H / Intel i7-13650HX / Apple M4 Pro 14コア / Ryzen AI 9 HX 370 比較 画像引用元:PassMark

対して、Core Ultra 7 155Hは省電力性能を重視した設計で、最新のAI処理に特化したCPUです。

一般的なクリエイティブ作業には向いていますが、持続的な高負荷処理ではHXシリーズに劣る場面もあります。

一方のApple M4 Pro(14コア)はARMアーキテクチャを採用し、電力効率が非常に高い点が魅力。

ただしMac専用のソフトウェア環境に最適化されているため、Windows環境での柔軟性やソフトウェア互換性ではIntelに軍配が上がります。

AMD Ryzen AI 9 HX 370は最新のAIアクセラレーションを強みとし、マルチスレッド性能も高いですが、動画編集などの実作業においてはソフトウェアの最適化状況に依存する部分があります。

トータルで見た場合、Core i7-13650HXは高いシングルスレッド性能と安定した処理能力を兼ね備え、Windows環境でのクリエイティブ作業に最適な選択肢といえます。
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2DAIV R6-I7G60SR-Aのグラフィックスカード

DAIV R6-I7G60SR-Aのグラフィックス性能はCPU内蔵のUHD グラフィックスとGeForce RTX 4060 laptop GPUの併用となります。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUは、動画編集や3Dレンダリング、ライブ配信などの高負荷作業を快適にこなせる高性能GPUです。

このGPUはNVIDIA Ada Lovelaceアーキテクチャを採用し、最新のDLSS 3やレイトレーシングに対応しています。

動画編集では、NVENC(ハードウェアエンコード)により4K映像のエンコード・デコード処理が高速化され、Adobe Premiere ProやDaVinci Resolveなどのクリエイティブソフトウェアで優れたパフォーマンスを発揮します。

GeForce RTX 4060 性能比較 参考:PassMark

性能面では、前世代のハイエンドモデル「GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU」に次ぐベンチマークスコアを誇り、ミドル~ハイエンドクラスのクリエイターPCとして十分な処理能力を備えています。

さらに、デスクトップ向けのGeForce RTX 3060 12GBを上回る性能を持ち、ノートPCでありながらデスクトップ並みのパフォーマンスを実現している点も大きな魅力です。

これらの特長により、DAIV R6-I7G60SR-Aは、高解像度の動画編集や3D制作を行うクリエイターにとって、モバイル環境でも妥協のない処理能力を提供する最適な選択肢となっています。

PCMARK10でDAIV R6-I7G60SR-Aのベンチマークを計測 画像拡大

BRAW Speed TestでDAIV R6-I7G60SR-Aのベンチマークを計測 画像拡大

PCMARK10でDAIV R6-I7G60SR-Aのベンチマークを計測してみると総合スコアは6606となりました。
その他のスコアは以下の通りです。

Digital Content Creation:8212
Photo Editing Score:5432
Rendering and Visualization Score:15260
Video Editing Score:6683

またDaVinci Resolve 18のBlackmagic RAW Speed TestでDAIV R6-I7G60SR-AのRAWデータ編集の適応度をベンチマークを計測してみました。

CPUは BRAW 3:1設定で8K30Pまで対応でき、グラフィックス(CUDA)は画質設定次第で8K60Pまで対応できるという結果が出ています。

3DAIV R6-I7G60SR-Aのメモリとストレージ

DAIV R6-I7G60SR-A

では次にDAIV R6-I7G60SR-Aの起動ディスクとメモリを確認してみましょう。

DAIV R6-I7G60SR-Aは、高速ストレージと最新メモリ規格を搭載し、クリエイティブワークを快適にこなせる環境が得られます。

起動ディスクには、シーケンシャルリード最大5,300MB/sを誇るM.2 NVMe 4.0 SSDを採用。

これにより、OSやソフトウェアの起動、プロジェクトデータの読み込みが高速化され、作業の待ち時間を大幅に削減できます。

また、マウスコンピューターの通販サイトでは、高品質なSAMSUNG PM9A1 SSDへの交換・追加対応も可能で、ニーズに応じたカスタマイズができます。

さらに、メモリにはDDR5-4800 16GB(8GB×2 / デュアルチャネル)を搭載しています。

DDR5メモリの高帯域幅とデュアルチャネル構成により、動画編集や3Dレンダリング時のデータ処理速度が向上し、安定したパフォーマンスを発揮します。

また、M.2 SSDスロットを2基追加可能なため、将来的にストレージを拡張し、大容量のプロジェクトデータも余裕をもって扱えます。

高速なストレージ環境と強力なメモリ性能により、DAIV R6-I7G60SR-Aは、クリエイターにとって理想的なワークステーション級ノートPCといえるでしょう。

DAIV R6-I7G60SR-AのSSD読み書き速度

CrystalDiskMarkでDAIV R6-I7G60SR-A搭載のM.2 SSDの読み書き速度を調べてみました。

シーケンシャルリードは5,302MB/s、シーケンシャルライトは4,781MB/sという結果となりました。

またランダムリードは458MB/s、シーケンシャルライトは537MB/sとなっています。

動画編集用途では必要十分なスコアが出ています。

アップグレード対象のSSDを確認する

4DAIV R6-I7G60SR-Aの外観

DAIV R6-I7G60SR-Aの外観とインターフェース(接続端子)を確認しましょう。

インターフェース(接続端子)

DAIV R6-I7G60SR-Aの右側面

DAIV R6-I7G60SR-Aは右側面の左からUSB 3.1 Type-A、USB 3.1 Type-C(PowerDelivery対応)が備わっています。

DAIV R6-I7G60SR-Aの左側面

次にDAIVの左側面です。

左からUSB 3.0 Type-A端子、ヘッドホン/ヘッドセット端子を備えています。

DAIV R6-I7G60SR-Aの背面部 厚さは接地面から約34mm

DAIV R6-I7G60SR-Aの背面にはLAN端子・HDMI端子・電源端子・USB 3.1 Type-C端子が並んでいます。

USB 3.1 Type-C端子は映像出力にも対応しています。

DAIV R6-I7G60SR-Aの前面部

DAIV R6-I7G60SR-Aの厚さは接地面から計測すると約24mmです。

本体重量は2.37kgとなります。

DAIV R6-I7G60SR-AのACアダプター

付属の標準ACアダプターは683gとなります。

ノートパソコン本体と合わせて約3kgになります。

液晶モニター

DAIV R6-I7G60SR-Aの液晶モニターのベゼル。ベゼル幅は上部11mm・左右6mm

ノートPC選びでディスプレイの品質を重視するクリエイターにとって、DAIV R6-I7G60SR-Aの16型液晶は大きな魅力となるポイントです。

まず特筆すべきは、WQXGA(2560×1600)解像度を採用している点。

フルHDよりも高精細で、作業スペースが広いため、タイムラインの長い動画編集や細かい画像補正も快適にこなせます。

また、DCI-P3 100%対応により、色彩の正確さが求められる写真・映像制作にも最適です。

さらに、Dolby Vision対応でHDRコンテンツの明暗表現が豊かでリアルな映像を確認ができます。

DAIV R6-I7G60SR-Aのディスプレイ詳細設定

加えて、リフレッシュレート240Hz対応のため、滑らかな映像表示ができるためゲーム開発やeスポーツ用途にも対応できます。

ノングレア仕様で長時間の作業でも目が疲れにくいのも嬉しいポイント。

DAIV R6-I7G60SR-Aは、高精細・広色域・高リフレッシュレートを兼ね備えた、まさにクリエイター向けの理想的なディスプレイを搭載しています。

DAIV R6-I7G60SR-Aの液晶モニターのリフレッシュレートは60Hzと240Hzの二択となります。

キーボード

クリエイター向けノートPCとして、DAIV R6-I7G60SR-Aのキーボードは打鍵感と実用性を両立しています。

DAIV R6-I7G60SR-Aのキー配列

適度なストロークとしっかりした押し心地で、長時間のタイピングでも疲れにくい設計です。

さらに、テンキー付きのフルサイズ配列を採用しており、表計算や動画編集のショートカット操作もスムーズです。

キーボードのキーはエッジのない丸みのあるタイプです。

DAIV R6-I7G60SR-Aのキーピッチは18.75mm

DAIV R6-I7G60SR-Aのキーピッチは約19mmで標準的なキーボードです。

バックライト機能も備え、暗い環境でも作業しやすいのもポイントです。クリエイティブワークを快適にこなせる、バランスの取れたキーボードです。

DAIV R6-I7G60SR-Aで動画編集を検証

DAIV R6-I7G60SR-Aと動画編集の検証で利用したLUMIX GH6

それではDAIV R6-I7G60SR-Aで動画編集を検証してみます。
Panasonic LUMIX GH6で撮影したデータを使用します。

それぞれの詳しい記録方式は以下になります。

使用した映像データ

✅LUMIX GH6:4K-UHD(3840×2160)59.94P 4:2:2 10bit(MOV)
✅LUMIX GH6:4K-UHD(3840×2160)29.97P 4:2:2 10bit(MOV)

データをすべてCドライブに保存してPremiere Proを使って動画編集をします。

環境設定 ⇒ メディア ⇒「H.264/HEVC ハードウェアによる高速デコーディング」にチェック、「Intel」と「Nvidia」にもチェックが入っていることを確認します。

またPremiere Proのプログラムモニターは常時「フル画質」を設定しています。

また、ACアダプターの有無でそれぞれ対応できる解像度やフレームレートの上限を探ります。

4K60P 422 10bit編集 ACアダプターあり

DAIV R6-I7G60SR-Aで4K60P 422 10bit 編集 画像を拡大

まずはDAIV R6-I7G60SR-AをACアダプターに接続して運用します。

GH6 で撮影できる最高画質のMOV LongGOP 4K59.94p 422 10bit 150Mbps HLGのデータをカット編集・テロップ・BGMを挿入してみます。

そしてタイムラインに調整レイヤーを追加してLumetri カラーで基本補正、クリエイティブを使ってカラーグレーディングを行います。

カット編集中のCPU使用率は60%前後を推移し、内蔵GPU(インテル UHDグラフィックス)の使用率は28%前後を推移します。

GeForce RTX 4060は55%の使用率で推移しています。

メモリの消費量は14.0GB(89%)となっています。

コマ落ちインジケーターで77フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを最初から最後まで再生したときに発生したコマ落ちは77フレームとなりました。

ややコマ落ちはありますが、編集できない程ではありません。

DAIV R6-I7G60SR-AはGH6の4K60P 422 10bit(1トラック)でシンプルなカット編集・カラーグレーディングはなんとか出来るでしょう。

4K30P 422 10bit編集 ACアダプターあり

DAIV R6-I7G60SR-Aで4K30P 422 10bit 編集(ACアダプタあり) 画像を拡大

次にDAIV R6-I7G60SR-Aを先ほどと同じ環境で運用し、30フレームレートの撮影データで編集してみましょう。

LUMIX GH6で撮影した4K-UHD(3840×2160)29.97P 4:2:2 10bit(MOV)の素材を使います。

編集後のプレビューではCPUの使用率は32%前後で推移し、内蔵GPUは16%前後、GeForce RTX 4060は39%前後で推移します。

メモリの消費量は11.8GB(75%)となります。

コマ落ちインジケーターで4フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを再生して発生したコマ落ちフレームは4フレームとなり、かなり快適に再生できます。

気になるカクつきもほとんど発生しません。

DAIV R6-I7G60SR-AはACアダプターありの状態で4K30Pの1トラック動画編集が非常に快適に行えます。

4K30P 422 10bit編集 ACアダプターなし

DAIV R6-I7G60SR-Aで4K30P 422 10bit 編集 ACアダプターなし 画像を拡大

次にDAIV R6-I7G60SR-AをACアダプターを使わずに内蔵バッテリーで運用してみましょう。

使用する撮影素材は先ほどと同じ4K30P(29.97P)です。

プレビュー時のCPUの使用率は25%前後で推移し、内蔵GPUは14%前後、GeForce RTX 4060は55%前後で推移します。

メモリの消費量は10.1GBとなります。

CPU・GPUの使用率が減少し、省電源モードで動いているのがよく分かります。

コマ落ちインジケーターで4329フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを再生して発生したコマ落ちフレームは4329フレームとなり、コマ落ちが目立ちます。

ややカクつきが起きて編集の効率が落ちます。

DAIV R6-I7G60SR-AはACアダプターなしで動画編集する場合、4K30P 422 10bitが上限になると思います。

4K60P⇒4K60P書き出し

DAIV R6-I7G60SR-Aで4K60P 422 10bit 書き出し 画像を拡大

次にDAIV R6-I7G60SR-AとPremiere Proで書き出しテストを行います。

書き出したのは4K-UHD(3840×2160)59.94P 4:2:2 10bit(MOV)で編集したシーケンスです。

書き出し設定は4K60Pシーケンス(3分03秒)からH.264の4K(UHD 3840×2160)、ターゲットビットレートは50MbpsのVBR 1パス。

ソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングでそれぞれ書き出し時間を計測します。

書き出し時間はそれぞれ以下のようになりました。

4K60P 書き出し(3分03秒の動画)

ソフトウェアエンコーディング 6分11秒
ハードウェアエンコーディング 2分49秒

ソフトウェアエンコーディング時

ハードウェアエンコーディング時

書き出し時のCPUやGPUの使用率もチェックしてみました。
ソフトウェアエンコーディングではCPUの使用率が89%前後で推移し、内蔵GPUは2%前後で推移し、GeForce RTX 4060が93%で推移します。

続いてハードウェアエンコーディングではCPUの使用率が68%前後で推移し、内蔵GPUは3%前後、GeForce RTX 4060が99%で推移します。
書き出し時間はハードウェアエンコーディングの方が速く完了します。

DAIV R6-I7G60SR-Aの4K60P⇒4K60P書き出しはソフトウェアエンコーディングで動画の尺の倍程度、ハードウェアエンコーディングでは動画の尺よりもやや短い時間で書き出し完了しました。

GeForce RTX 4060のハードウェアエンコーディングがよく効いており、DAIV R6-I7G60SR-Aの動画のエンコーディング性能は非常に高いです。

DAIV R6-I7G60SR-Aの検証結果 まとめ

DAIV R6-I7G60SR-A

DAIV R6-I7G60SR-Aは、高精細な16型液晶、パワフルなCPUとGPU、高速ストレージを備えたクリエイター向けノートPCです。

WQXGA解像度のDCI-P3 100%対応ディスプレイは、映像や写真編集で色の正確性を求める方に最適。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUにより、動画編集や3D制作もスムーズにこなせます。

さらに、M.2 SSDの増設が可能で、将来的な拡張性も十分。ACアダプター使用環境下で4K動画編集中の快適性は良好です。

この一台があれば、創造力を存分に発揮し、快適にクリエイティブワークを進めることが可能です。

こんな方におすすめ

✅動画編集・映像制作を本格的に行いたい人
✅高精細で広色域なディスプレイを求めるクリエイター
✅ストレージの拡張性を重視したいワークフローの多い方
✅ゲーミング性能も兼ね備えたノートPCが欲しい方

妥協のないクリエイティブ環境を手に入れたいなら、DAIV R6-I7G60SR-Aが最適な選択肢です。

DAIV R6-I7G60SR-A

CPU:インテル Core i7-13650HX 
メモリ:16GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU 8GB 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB 
液晶モニター:16型 WQXGAノングレア液晶 

249800円(税込)

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