※2024年12月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
多くのイラストレーターやアニメーターがデジタルで絵を描くようになり、漫画やアニメもデジタルの普及が増々広まっています。
以前にもまして漫画やアニメが身近なものになり、SNSを利用して漫画を発信するイラストレーターさんが増えてます。
今後はイラストレーター・アニメーター・動画クリエイターの垣根はほとんどなくなってしまうことが予想できますね。
イラストレーターさんはただイラストを描いて売るだけではもったいないです。
自分が書いたイラストを動画で発信ができれば大きな強みとなるでしょう。
今は安価なパソコンでも動画編集ができるようになっているのでぜひ挑戦してみましょう。
ここではイラストレーター向けの動画編集もできるパソコンの選び方とおすすめのパソコンを5種類紹介します。
どれもコスパ重視で選びましたので、予算が厳しいイラストレーターさんもぜひ参考にしてみてください。
目次
この動画で動画編集向けパソコンの失敗しない選び方を解説したので、ぜひ視聴してみて下さい。
イラスト制作用のパソコンに必要なスペック
イラストを作成をしていくために必要なパソコンのスペックはどれくらいが良いのでしょうか?
動画編集に比べて、イラストはそこまで処理するデータが多くありません。
主要なイラスト用ソフトの仕様(Windows)
CLIP STUDIO PAINT | Windows 10・11 OpenGL 2.1に対応したGPU 2GB以上のメモリ必須 8GB以上推奨 3GB以上の空き容量のあるストレージ 詳しくはこちら |
Photoshop | 64 ビットをサポートしている Intel または AMD CPU Windows 10 以上 8GB 以上の メモリ(16GB以上 を推奨) DirectX 12 対応のグラフィックス 4GBのビデオメモリ推奨 20GB 以上の空き容量のあるハードディスク(50GB以上を推奨) 詳しくはこちら |
ペイントツール SAI | Windows XP/Vista/7/8/8.1/10/11 1GB以上のメモリ 512MB以上のHDD空き容量 詳しくはこちら |
Paintstorm Studio | Core i3-4150 3.5Ghz Windows Vista/7/8/10 MAC OS 10.7以上 2GB以上のメモリ(4GBを推奨) NVIDIA GeForce 8800 または Radeon x1900 もしくはそれ以上のグラフィックカード 詳しくはこちら |
※2024年3月調べ
ここでは人気の高いイラスト用ソフトのそれぞれの使用環境をまとめてみました。
これを見ても分かるようにシンプルなイラスト制作ならCore i5でメモリが8GBあれば、大半のイラスト用ソフトを快適に使える感じです。
これ以外にもフリーソフトやスマホでイラストが描ける無料アプリもありますが、プロのイラストレーターさんが使っているパソコンで使う主要なソフトです。
この中でもフォトショップやイラストレーターはCPUにかける負荷が大きく、容量の大きなプロジェクトファイルを出力します。
また、レイヤーをいくつも重ね合わせて複雑で細かいイラストを書くときには、パソコンに負荷がかかるので、もう少しハイスペックの方が良いかもしれません。
その場合はCore i7でメモリは16GBで十分です。
なお、イラストを描くときに、写真をトレースする手法を使うときには注意が必要です。
トレースするために取込む写真の画像解像度が、大きなものだとパソコンに負荷が掛かります。
参考:画像トレース|Adobe illustratorマニュアル
4千万画素レベルの一眼レフで撮影した写真をトレースしたいときには、8GBのメモリだと力不足です。
動作が重くなることや、フリーズする現象が起きる可能性があります。
確実に快適な環境でイラストをパソコンで書いていきたいなら、Core i7とメモリ16GBの組み合わせにしておくと良いでしょう。
イラストはMacとWindowsのどっちが良い?
イラストの作成で使うパソコンはMacとWindowsのどちらご良いでしょうか。
初心者の方ならWindowsがオススメです。
理由はWindowsのほうが安く済みますし、Windowsに対応していないイラストソフトはないからです。
イラスト作成ソフトの中には3Dでキャラクターや背景を作成したり、動かしてポーズを付けるといった機能を持つものがあります。
このような機能はMacで対応していない場合も多く、要求されるPCスペックが高いのでWindowsのほうがオススメです。
イラスト作成にグラフィックカードは必要?
またイラスト制作用のパソコンを考えるときに忘れてはいけないのが、グラフィックカードについてです。
グラフィックカードは無くても良いと言われることもありますが、イラスト向けのPCにはあるほうが処理が速くなります。
最新のグラフィックカードであればエントリークラスでも十分でしょう。
デスクトップパソコンならGeForce GTX 1650、ノートパソコンならGeForce MX550で必要十分です。
使用するイラスト制作ソフトによってはグラフィックカードで画像演算を行わない場合もあるので、確認してから買うと良いです。
イラスト作成はデスクトップとノート どっちのパソコンがおすすめ?
コスト(値段)で考えると断然デスクトップパソコンの方が安く仕上がります。
一方で作業する机が小さい場合はノートパソコンのほうが良いこともあります。
イラスト作成ではパソコンの他にペンタブレットも併用するからです。
ノートパソコンの場合は、液晶モニターのサイズを15.6インチ以上で選ぶのがオススメです。
イラスト描くときに液晶サイズが小さいと、確認作業がしにくいので注意です。
最近のノートパソコンはタッチパネル機能を持っているものもありますが、液晶タブレットのような筆圧感知機能は持っていません。
そのためタッチパネル液晶のノートパソコンが液晶タブレットの代わりになると考えないほうが良いです。
CLIP STUDIO PAINT(クリスタ)推奨のパソコンがおすすめ
イラスト作成用のソフトの中でも人気が高いのがCLIP STUDIO PAINTです。
「クリスタ」の愛称で親しまれているイラスト用ソフトで、キャラクターやかわいい女の子のイラストを描くクリエイターさんの定番ソフトとなっています。
パソコンショップではCLIP STUDIO PAINTインストール済のパソコンも用意していて、例えばmouseではPCとクリスタ、ペンタブレットを安く揃えることができるセットモデルもあります。
>>mouseのイラスト向けセットモデル(CLIP STUDIO PAINT PRO年間ライセンス付き)
イラストの描き方を勉強してココナラやSKIMAでかわいい女の子のキャラクターイラストを描く仕事をしたい。
といった具体的な目標があるならCLIP STUDIO PAINTインストール済モデルがおすすめでお買い得です。
CLIP STUDIO PAINTは3Dデッサン人形を読み込んでイラストを描けるため、プロの絵師さんを目指すなら道具は良いもので揃えましょう。
動画制作に必要なパソコンのスペック
動画編集をするパソコンのスペックは、Core i7と16GBのメモリの組み合わせが最適です。
最近ではスマホやタブレットでも4K動画が撮影できるようになっています。
簡単に高精細な動画を撮影し、編集できるような環境になってきています。
動画が高精細になるという事は、それだけ1本あたりの動画のデータ量が大きくなり重くなっているという事です。
その大きなデータを処理して行くには、高性能なCPUが必要となります。
また、動画編集ではストレージをSSDにすることも非常に重要です。
SSDはデータの転送速度が、ハードディスクに比べて圧倒的に速くなります。
イラスト制作と動画編集をどちらも行う場合は、動画で快適なスペックにすればイラスト制作もまかなえると考えて問題ありません。
イラストだけならCore i5、動画編集も含めるならCore i7 + 16GBメモリで。
予算に合わせてグラフィックカードやSSD搭載のパソコンを選べば間違いありません。
イラストをパソコンでやるならペンタブレットは慎重に選ぼう
イラストを描くときには、ペンタブレットが欲しくなります。
動画編集ではキーボードが重要ですが、イラストではキーボードをほとんど使いません。
最新のペンタブレットがあれば、パソコンはキーボード操作なしでもイラストを描けます。
ペンタブレットは主に
液晶タブレット(通称液タブ)
ペンタブレット(非液晶のもの。通称板タブ)
タブレットPC
の三種類があります。
この中でも一番お勧めなのは液晶タブレットです。
キャンバスに絵を描くのと同じように液晶画面の上にタッチペンを走らせて描けます。
お値段が高いのが難点で、安物を買うとペンの位置がずれるなど不具合が起きることもあります。
予算が合わなければ、少し安価な板タブでも良いでしょう。
板タブはタッチペンでタブレットに触れると、液晶モニターに反映します。
タブレットを見ずにタッチペンでなぞるので最初は慣れが必要ですが、価格が安くほとんどが1万円以下なので手軽に試すことができます。
予算が厳しい方には板タブがおススメです。
最後のタブレットPCは、すでにipadなどを持っている人が手軽に始めるのに最適になります。
イラスト用ソフトをインストールすることで、液晶タブレットとほぼ同じように使えます。
ただ難点は、タッチペンを使って使用することを想定された製品でない場合は、ペンの力加減が調整しにくく思ったように線が描けないこともあります。
またタブレットの表面にタッチペンで触れる力が強すぎると、液晶画面を傷めてしまうこともあるので注意が必要です。
ペンタブレットで最も有名で人気が高いメーカーがワコム(WACOM)です。
またBTOパソコンショップのドスパラで販売されているraytrektabシリーズも性能が高く人気です。
筆圧感知機能を備えたタブレットになっており、イラスト作成にも活用できます。
製品レビューしました:raytrektab RT08WTレビュー 初めてのペンタブレットに最高
イラストも動画編集もしたい初心者におススメのパソコン5選
イラスト制作と動画編集をどちらもこなしたい人向けに、どんなおすすめパソコンがあるのか?
各BTOパソコンショップで調査してみました。
各BTOパソコンショップはイラストおすすめパソコンのラインナップ以外にもイラストに最適なスペックのパソコンがあります。
ここでは初心者向けに安いお値段のイラスト作成向けパソコンを中心に紹介します。
マウスコンピューターのイラスト制作向けノートPC
イラストも動画編集も、どちらもバリバリこなしたいという欲張りな方に一番おすすめなパソコンは、mouse K5-I7GM5BK-Aです。
このモデルは10コア16スレッドのCPU、インテル Core i7-12650Hが搭載されていてマルチタスクも難なくこなしていけます。
グラフィックカードにはGeForce MX550が搭載されていますし、メモリは16GBも積んであるので十分快適に作業が出来ます。
チェック!
マウスコンピューター公式サイト: mouse K5-I7G50BK-A の購入者レビューを確認する
GeForce MX550はエントリークラスのグラボですが、動画変換や動画圧縮をスピーディに行えます。
ストレージも512GBのSSDを搭載しているので動画編集をする場合でも問題ありません。
高画質の動画や高精細なイラストを描こうとすればするほど、データ量が大きくなっていきます。
ストレージはいくらあっても足りなくなりますから、2TBの外付けハードディスクを購入時に追加するのもオススメです。
mouse K5-I7GM5BK-Aの液晶モニターはベゼルが極めて狭く、15.6型の液晶モニターでも17インチ並みに画面が広く見えます。
これからイラストを本格的に始めようと考えている方にイチオシのノートパソコンです。
マウスのイラスト・動画両方できるオススメノートPC
mouse K5-I7G50BK-A
CPU:Core i7-12650Hメモリ:16GB PC4-25600
グラフィックス:GeForce RTX 2050 4GB
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 512GB
液晶モニター:15.6型フルHDノングレア液晶
重量2.13kg
149800円(税込)
マウスコンピューターと当サイトのコラボ企画のパソコンでお買い得です。
mouse K5-I7GM5BK-A
CPU:Core i7-12650Hメモリ:16GB PC4-25600
グラフィックス:GeForce MX550 / インテル UHD グラフィックス
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
液晶モニター:15.6型 フルHDノングレア液晶
132800円(税込)
>>販売終了しました
デスクトップPCならG-Tune DG-I5G60(i5-14400F)がオススメです。
当サイト限定販売でお買い得です。
※オプションでLEDケースファンを搭載できます
G-Tune DG-I5G60
CPU:インテル Core i5-14400Fメモリ:16GB PC5-38400
グラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB
起動ディスク:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
保存ディスク:HDD 2TB
空冷CPUクーラー・DVDドライブ標準搭載
電源:750W
199800円(税込)
ドスパラのイラスト制作向けノートPC
ドスパラのイラスト制作向けノートパソコンはGALLERIA RL7C-R35Nがおすすめです。
CPUにCore i7-12650Hと16GBメモリーが搭載されていて、イラストを描いていくには過不足無いパソコンです。
フルHDくらいまでの動画編集にも対応できる性能です。
ストレージは転送速度が早いM.2 SSD NVMe Gen4が500GBで用意されています。
編集したイラスト素材や動画を保存するにも十分な容量です。
転送速度の早いSSDのほうに動画編集ソフト、イラスト制作ソフトをインストールすることで快適な作業が出来ます。
GPUはCPU内蔵のIntel Iris XeグラフィックスとGeForce RTX 3050で快適に画像処理を行えます。
ドスパラのイラスト・動画両方できるオススメノートPC
GALLERIA RL7C-R35-C5N
CPU:インテル Core i7-13620Hメモリ:16GB PC4-25600
グラフィックス:GeForce RTX 3050 4GB LaptopGPU
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
液晶ディスプレイ:15.6型フルHDノングレア液晶(リフレッシュレート 144Hz)
129980円(税込)
※12月4日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい。
ドスパラのイラスト・動画両方できるオススメデスクトップPC
ドスパラのデスクトップPCもかなり安価な価格設定で予算が少なめの方にはオススメです。
GALLERIA RM5C-R46T
CPU:Core i5-14400Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
192980円(税込)
※12月4日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい
レノボの動画+イラスト制作向けパソコン
レノボではデスクトップPCがおススメ&お買い得です。
動画編集とイラスト制作を同時にこなしていきたい人向けのパソコンです。
CPUはRyzen 5 7600を搭載しておりグラフィックカードも搭載しています。
レノボのイラスト・動画編集両方できるオススメPC
Lenovo Legion Tower 5 Gen 8 カスタマイズモデル
CPU:Ryzen 5 7600グラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB GDDR6
メモリ:16GB(PC4-25600)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
174900円(税込)
イラスト制作と動画編集ができるパソコン まとめ
こんな感じです!
ここで紹介したパソコンは動画編集もできるイラストレーター向けパソコンです。
用途がイラストだけならもう少しスペックを下げても問題ありません。
CPUとメモリのスペックを強化することでイラスト・動画を両方こなせるパソコンになります。
イラストをアニメーションで動かすという需要は確実に高まっているので、イラストレーターも動画編集ができるぐらいのパソコンで表現の幅を広げましょう!