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動画編集におけるGeForce RTX 3070 Tiの能力はいかがなものでしょうか?
この記事では
この記事のポイント
✅RTX 3070の仕様と動画編集性能
✅RTX 3070 TiとRTX 3070の性能比較・どんな人にオススメか?
✅RTX 3070 Ti搭載のおすすめBTOパソコン ベスト3
について解説します。
RTX 3070 Tiの主な仕様
まずは主な仕様から確認していきましょう。
RTX 3070 TiはRTX 2070 Superの後継モデルとして開発されたグラフィックカードです。
GeForce RTX 3070 Tiの仕様
GeForce RTX 3070 Ti | |
アーキテクチャー | Ampere |
CUDAコア数 | 6144 |
定格クロック数 / ブースト時 | 1.58GHz / 1.77GHz |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリ容量 | 8GB |
TDP | 290W |
最大デジタル解像度 | 7680×4320(8K) |
マルチモニター最大接続数 | 4 |
販売価格(2023年12月調べ) | 5.9~13.0万円 |
RTX30シリーズでの立ち位置で言えば、RTX 3070 Ti は RTX3080とRTX 3070のちょうど間に位置します。
このことはRTX 3070 Tiの主な仕様からも分かります。
CUDAコア数比較
RTX 3080 | 8704 |
RTX 3070Ti | 6144 |
RTX 3070 | 5888 |
たとえばシェーダー(CUDAコア)数で見るとRTX 3070は5888、RTX 3070 Tiは6144、RTX 3080は8704となっています。
RTX 3070 Ti はRTX 3070よりやや高い数字になっていますが、RTX 3080は2000以上低い数字です。
RTコア数もRTX 3070の46から48へと微増していますが、RTX 3080は68なのでそれと比較するとまだまだ少ないと言えます。
PassMarkのベンチマーク比較で確認してみると3つのビデオカードは仕様通りの順位となっています。
ただ、RTX 3080とRTX 3070 TiはCUDAコア数の差ほど、性能差はないようにも見えます。
この他、ブーストクロックは1770MHz、VRAM(ビデオメモリ)は8GBとなっています。
全体的に仕様を見た場合、RTX 3070 TiはRTX 3070と非常によく似ている結果になっています。
動画編集においてもこの点はポイントになるでしょう。
RTX 3070よりも高性能なグラフィックカードが欲しいがRTX 3080を使うほどではない、そんな時にRTX 3070 Tiが活躍してくれそうです。
値段的にもRTX 3080とRTX 3070の間になっていますので、その点も踏まえながら総合的に判断するのが良いです。
基本的なスペックは十分に高いので、動画編集において不足を感じることはほとんどないでしょう。
RTX 3070 TiとRTX 3070との比較
RTX 3070 TiとRTX 3070は非常によく似ているわけですが、動画編集における差はどんなところにあるのでしょうか?
ここからはそれぞれのグラフィックカードを比較していきます。
GeForce RTX 3070 Ti | GeForce RTX 3070 |
GPUコア:GA104 | GPUコア:GA104 |
CUDAコア数:6144 | CUDAコア数:5888 |
RTコア数:第2世代 48基 Tensorコア数:第3世代 192基 |
RTコア数:第2世代 46基 Tensorコア数:第3世代 184基 |
定格クロック:1.58GHz ブーストクロック:1.77GHz |
定格クロック:1.50GHz ブーストクロック:1.73GHz |
メモリタイプ:GDDR6X | メモリタイプ:GDDR6 |
メモリ容量:8GB | メモリ容量:8GB |
TDP:290W | TDP:220W |
主な仕様からもわかる通り、RTX 3070 TiとRTX 3070の性能は非常に似ていて、大きな差を感じにくく作られています。
動画編集をしていてもこの2つのグラフィックカードによる違いを実感できるシーンというのはそれほどないかもしれません。
とはいえ別な存在ですから違いもあります。
細かな違いを把握し、より最適な方はどちらなのかを判断することが大切です。
たとえばCUDAコアの数で言うと、RTX 3070 Tiは6144とRTX 3070の5888からわずかではありますが向上しています。
もっと増えても良いのではと感じてしまいますが、使用しているコアの関係でこれ以上の増加は見込めないのかもしれません。
また、グラフィックスメモリの容量は8GBとどちらも同じ数字になっていますが、規格が変更されています。
RTX 3070 TiではRTX 3070のGDDR6からGDDR6Xへと変更されており、容量は同じ数字なもののより高速な処理が可能になっているようです。
これは実質的には性能の向上と言え、数字には現れない差です。
細かな違いも含めてトータル的には性能がアップしているのがRTX 3070 Tiです。
ビデオカードの価格比較
RTX 3070 Ti | 5.9~13.0万円 |
RTX 3070 | 5.9~18.0万円 |
※価格は2023年12月に調べたものです。
それぞれのビデオカード単体の価格を調べてみると、むしろRTX 3070のほうが高く、それぞれのビデオカードを搭載したBTOパソコンを見ても大きな価格差はありません。
このため、これから買うならあえてRTX 3070を選ぶことはなく、RTX 3070 Tiを選んでおいて損はないでしょう。
RTX 3070 Tiはどんな人にオススメか?
動画編集を行うという前提がある場合、RTX 3070 Tiはどんな人にオススメのグラフィックカードなのでしょうか?
まず注目したいのは、RTX 3070 TiはRTX 3070とRTX 3080の間に位置するモデルだという点です。
RTX 3060 Tiでは物足りないがRTX 3080は高性能過ぎて持て余してしまう、そんな人にオススメと言えます。
より具体的に見ていくと、RTX 3070 Tiは4K画質にも対応しています。
高解像度でも優れたパフォーマンスを発揮してくれるため、VFXや3Dアニメーションを用いた動画編集で大いに活躍してくれそうです。
動画編集で画質にどこまでこだわるかは人それぞれですが、高解像度な動画への需要も高まってきており、その点でRTX 3070 Tiは十分なスペックを有しています。
ただし、性能がアップしたことによって消費電力も増えています。
BTOパソコンでRTX 3070 Ti搭載のクリエイター向けパソコンの多くは750W~850Wの電源が採用されています。
自作パソコンを組んでいる方がビデオカードを交換する用途でRTX 3070 Tiを選ぶなら、場合によっては電源の変更なども検討しなければいけないかもしれません。
グラフィックカードの性能がアップすればパソコン本体のCPUなどもそれなりの性能が求められますし、全体的にハイスペックなパソコンを使っている、または使うつもりという人にオススメです。
値段の面でもRTX 3070よりは高くなりますが、RTX 3080よりは安くなっています。
RTX 3080は予算面でどうしても厳しいという人にとってはRTX 3070 Tiが便利に感じられるでしょう。
動画編集にあたってRTX 3080の導入は明らかにオーバースペック。でもロマンを求めて最高スペックが欲しい。
そんな人には特にRTX 3070 Tiがオススメです。
RTX 3070 Ti搭載 動画編集にオススメのパソコン3選
RTX 3070 Tiを搭載した動画編集向けのパソコンをBTOパソコンショップから3つ選んでピックアップしてみました。
RTX 3070 Ti搭載パソコンは動画編集用のパソコンの中ではちょうどミドルクラスの位置づけとなり、種類も豊富です。
マウスコンピューターのRTX 3070 Ti搭載パソコン
G-Tune DG-I7G7S
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4070 SUPER 12GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
シークレット価格 ⇒279800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
レノボのRTX 3070 Ti搭載動画編集向けパソコン
Legion Tower 7i Gen 8
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB
メモリ:16GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
458700円(税込)
ドスパラのRTX 3070搭載動画編集用パソコン
GALLERIA ZA9C-R47
CPU:Core i9-14900KFグラフィックス:GeForce RTX 4070(12GB)
メモリ:32GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB Gen 4
342980円(税込)
※9月12日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい