※2024年8月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
RTX3060はどんなグラフィックカードなのでしょうか。
ここでは
この記事のポイント
✅RTX 3060の仕様と動画編集性能
✅RTX 3060 Tiの性能比較
✅RTX 3060搭載のBTOパソコン3選
について解説します。
GeForce RTX3060の主な仕様
RTX3060は2021年の2月に発売が開始されたビデオカードです。
RTX30シリーズの中心的な存在であり、ミドルレンジ向けのモデルとして開発されています。
半導体不足の2021~2022年にかけて枯渇していたビデオカードの中でも比較的安定供給されていたのがRTX 3060です。
GeForce RTX 3060の主な仕様
GeForce RTX 3060 |
|
アーキテクチャー | Ampere |
CUDAコア数 | 3584 |
定格クロック数 / ブースト時 | 1.32GHz / 1.78GHz |
メモリタイプ | GDDR6 |
メモリ容量 | 12GB |
TDP | 170W |
最大デジタル解像度 | 7680×4320(8K) |
マルチモニター最大接続数 | 4 |
販売価格(2023年12月調べ) | 5.8万~7.6万円 |
第2世代RTXアーキテクチャであるAmpereアーキテクチャを搭載しており、GPUコアはGA106となっています。
CUDAコア数は3584で、これは前世代モデルであるRTX2060の1920から約1.6倍に向上しています。
この点だけを見ても前の世代と比較して大きく性能が向上していることがわかります。
また、RTコアには第2世代を28基、Tensorコアには第3世代を112基使っています。
メモリ容量も12GBまで増えており、大容量を確保することでメモリ不足の不安を払拭しています。
これだけの容量があれば動画編集においてもビデオメモリの不足を感じることは少なくなるでしょう。
システム電力要件
GeForce GTX 1660 SUPER | 450W |
GeForce RTX 2060 SUPER | 550W |
GeForce RTX 3060 | 550W |
※システム電力要件:該当のビデオカードを搭載したパソコンの推奨電源容量
また全体的な性能が向上したことにより、消費電力も増えています。
その結果、電源も550W以上はほしいところで、この点は注意しておきましょう。
もし今使っているパソコンの電源が550Wに満たない場合、電源の買い替えも検討する必要がありそうです。
PCパーツの変更の際、つい電源についての確認を忘れてしまいがちですが、推奨される電源を仕様しないとせっかくの性能も活かしきれません。
RTX3060とRTX3060 Tiとの比較
RTX30シリーズにはRTX3060とRTX3060Tiという似たモデルが存在します。
それぞれどんな違いがあるのか、動画編集ではどちらが便利なのかを比較してみましょう。
GeForce RTX 3060 Ti |
GeForce RTX 3060 |
GPUコア:GA104 | GPUコア:GA106 |
CUDAコア数:4864 | CUDAコア数:3584 |
RTコア数:第2世代 38基 Tensorコア数:第3世代 152基 |
RTコア数:第2世代 28基 Tensorコア数:第3世代 112基 |
定格クロック:1.41GHz ブーストクロック:1.67GHz |
定格クロック:1.32GHz ブーストクロック:1.78GHz |
メモリタイプ:GDDR6 | メモリタイプ:GDDR6 |
メモリ容量:8GB | メモリ容量:12GB |
TDP:200W | TDP:170W |
販売価格:5.5万~9.5万円 | 販売価格:3.9~8.0万円 |
※販売価格は2023年12月に価格コムで調べたものです。
まずCUDAコア数についてはRTX3060は3584、RTXと3060Tiは4864となっています。
およそ1000基ほどの差があるのがわかります。
基本的にRTX3060TiはRTX3060の上位モデルとして作られていますので、こうした差が出るのは当然かもしれません..が、結構大きく違いますね。
RTコアの数、Tensorコアの数でも世代の構成は同じですが、やはりRTX3060Tiが上回っています。
メモリ容量で比較した場合、RTX3060は12GB、RTX3060Tiは8GBとなっていてRTX3060の方が上回っています。
単純にメモリ容量の多いほうが良いという場合、RTX3060に軍配が上がりますが、はたして性能はどうでしょう?
上のグラフはベンチマーク比較です。
やはり価格が高い分、性能面でもRTX 3060 Tiのほうが上となっています。
この要因はメモリのバス幅が影響しています。
メモリバス幅はRTX3060が192bitなのに対し、RTX3060Tiは256bitとなっています。
メモリ容量ではRTX3060の方が上ですが、メモリバス幅はRTX3060Tiの方が上で、データ転送量に影響を与えます。
データ転送量はメモリバス幅の数字が大きいほうが有利なので、この点ではRTX3060Tiの方が有利と言えます。
このようにRTX3060とRTX3060Tiは総合的に比較した時によく似ていて、細かい部分で違いが見られます。
その違いをしっかり把握し、自分が動画編集する際にどちらが便利かが重要です。
たとえばRTX3060Tiの性能だとむしろ持て余してしまうという方には、RTX3060の方が手に入れやすい価格になるのでおすすめです。
RTX3060はどんな人におススメか?
ではRTX 3060はどういう人にオススメなのでしょうか?
動画編集をするという前提でRTX 3060を選ぶべきかどうか検討してみましょう。
RTX3060は30シリーズのメインモデルとも言われ、ミドルレンジ向けに作られています。
上位モデルのRTX3060TiやRTX 3070と比較すれば性能面で劣る部分もあるのは事実ですが、だからといってオススメできないビデオカードというわけでもありません。
特に動画編集はPCゲームと違い、ビデオカードにひたすら高い性能を必ずしも必要としません。
一般的な動画編集を行うのであればRTX3060でも十分に快適だと言えます。
フルHDの動画編集がメインで、これから動画編集を始めてみたいという人にはRTX3060がオススメできます。
RTX3060ならたいていの動画編集は快適になりますよ!
というのもメモリ容量が12GBと大容量なので、高画質な動画を扱ったり、複数のアプリを起動して編集をしても快適です。
ミドルレンジ向けだから動画編集は難しい、なんてことはまったくありません。
関連記事:RTX 3060搭載 DAIV Z7-MVPRで動画編集の検証
もちろん性能は高ければ高いほど便利ですし、あって困るものではないのですが..
上位モデルになるほど電気代などコスト面の負担も増えます。
現実的にはコストパフォーマンスも考慮しながら使用するグラフィックボードを決める必要があり、その点でRTX3060は性能とコストのバランスが良くまとまっています。
コストパフォーマンスを重視したいという人にもオススメです。
RTX3060 搭載 動画編集にオススメのパソコン3選
RTX 3060を搭載した動画編集向けのパソコンをBTOパソコンショップから4つ選んでピックアップしてみました。
RTX 3060搭載パソコンは動画編集用のパソコンの中ではちょうどミドルクラスの位置づけとなり、種類も豊富です。
マウスコンピューターのRTX 3060 搭載パソコン
G-Tune DG-A7G60(ホワイトカラーモデル)
CPU:Core i5-14400Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
シークレット価格 ⇒209800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
当サイト限定販売でお買い得です。
DAIV FX-I7G7S
CPU:インテル Core i7-14700Fメモリ:32GB PC5-38400
グラフィックス:GeForce RTX 4070 SUPER(12GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB + HDD 2TB
水冷CPUクーラー・DVDドライブ標準搭載
電源:750W
338800円(税込)
レノボのRTX3060 搭載動画編集向けパソコン
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB GDDR6
メモリ:16GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
179850円(税込)
ドスパラのRTX3060 Ti搭載動画編集用パソコン
GALLERIA RM7C-R46T
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
208980円(税込)
※8月26日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい