※2024年9月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
GeForce RTX 4070はNVIDIAが販売しているハイクラスのビデオカードです。
ハイクラスということで非常に高い性能を持っており、最新の技術なども惜しみなく使われています。
動画編集でも役立ってくれるRTX 4070ですが、具体的にどのような仕様となっているのでしょうか?
ここではGeForce RTX 4070搭載のパソコンを使ってみた感想とBTOパソコンショップにあるGeForce RTX 4070搭載のおすすめパソコンを紹介します。
目次
GeForce RTX 4070搭載のパソコンを使ってみた感想
GeForce RTX 4070を搭載したパソコンはG-Tune DG-I7G70 ホワイトカラーモデルの検証で使いました。
レビュ―したタイミングは2023年10月で、インテル第13世代のCPU「Core i7-13700F」を搭載したデスクトップPCです。
G-Tune DG-I7G70 ホワイトカラーモデルはマウスコンピューターのハイエンドゲーミングパソコンで、レビュー時の販売価格は26~27万円前後です。
性能はもちろんデザインも高いレベルで洗練されております。
G-Tune DG-I7G70 ホワイトカラーモデル
CPU:Core i7-13700F
グラフィックス:GeForce RTX 4070 8GB
メモリ:32GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
GeForce RTX 4070搭載のデスクトップパソコンは他のBTOパソコンメーカーでも25万円前後で販売されています。
ベンチマークスコアにおいては旧モデルのGeForce RTX 3070や、下位モデルのGeForce RTX 4060と比べてもスコア差が大きくなっていました。
Premiere Proによる4K動画編集やStable Diffusion web UIによるAI画像生成でも非常に効率よく作業を進めることができます。
高価なビデオカードのため搭載モデルはそれなりのお値段になっており、BTOパソコンから選ぶとしても相応の出費となるはずです。
ただし性能は非常に高いため、投資のし甲斐があるビデオカードと言えるでしょう。
プロの映像クリエイターやハイエンドゲーマ―にはぜひオススメです。
GeForce RTX 4070の主な仕様
GeForce RTX 4070のCUDAコア数は5888基となっていて、これは従来モデルであるRTX 3070と同じ数字です。
ですが新しいアーキテクチャを採用することで処理能力自体は向上しており、CUDAコア数が従来モデルと同じだから性能も変わらないというわけではありません。
GeForce RTX 4070の主な仕様
GeForce RTX 4070 |
|
アーキテクチャー | Ada Lovelace |
プロセスルール | 5nm |
CUDAコア数 | 5888 |
定格クロック数 / ブースト時 | 1.92GHz / 2.48GHz |
メモリタイプ | GDDR6X |
メモリ容量 | 12GB |
TDP | 200W |
最大解像度 / リフレッシュレート | 7680×4320(8K)60Hz 3840×2160(4K)240Hz |
マルチモニター最大接続数 | 4 |
販売価格(2023年12月調べ) | 8.4万~11.2万円 |
RTコアは68TFLOPS、Tensorコアは466TFLOPSとどちらも新生代のものにパワーアップしています。
この点だけを見ても大きく進化していることがわかります。
ベースクロックは1.92GHz、ブーストクロックは2.48GHzとなっており、ハイクラスのビデオカードにもひけを取らない数字です。
メモリ容量は12GBで、メモリ転送レートは21Gbps、メモリバス幅は192bit、メモリバス帯域幅は504GB/sです。
全体的にしっかりと性能向上が実現されています。
またTDPは200Wと省電力化にも成功しています。
少ない電力で稼働させられるため、電気料金の削減も狙えます。
現在使っているビデオカードによっても変わってきますが、もしGeForce RTX 4070よりも消費電力の多いビデオカードを使っているなら、省電力のために買い替えるという選択肢も出てくるでしょう。
RTX 4070とRTX 3070との比較
同じミドルクラスのビデオカードであるRTX 4070とRTX3070を比較してみましょう。
まず採用されているアーキテクチャですが、RTX3070はAmpereアーキテクチャだったのに対し、RTX 4070では最新のものとなるAda Lovelaceアーキテクチャが採用されています。
RTXの4000番代は基本的にこのAda Lovelaceアーキテクチャが使われています。
最新のアーキテクチャですから当然ですが性能も良く、アーキテクチャの面だけを見てもRTX 4070の方が優れたビデオカードであることがわかります。
処理能力もぐっと向上しているため、動画編集もより効率よく行うことができるでしょう。
特に高画質な動画を編集する際に真価を発揮してくれます。
GeForce RTX 4070とRTX 3070の仕様比較
GeForce RTX 4070 |
GeForce RTX 3070 |
アーキテクチャー:Ampere | アーキテクチャー:Ada Lovelace |
プロセスルール:5nm | プロセスルール:5nm |
CUDAコア:5888 | CUDAコア:5888 |
定格クロック 1.92GHz / ブースト時 2.48GHz | 定格クロック 1.50GHz / ブースト時 1.73GHz |
GDDR6X | GDDR6 |
VRAM:12GB | VRAM:8GB |
メモリバス幅:192bit | メモリバス幅:256bit |
TDP:200W | TDP:220W |
CUDAコア数はまったく同じですが、RTコア数、Tensorコア数も従来モデルよりも向上しており、Streaming Multiprocessorも20TFLOPSから29TFLOPSにアップしています。
ベースクロックで比較するとRTX3070は1.50GHzでしたが、RTX 4070は1.92GHzとなっています。
ブーストクロックもやはりRTX 4070の方が数字が上で、全体的に見てさまざまな部分でRTX 4070に軍配が上がります。
唯一、メモリバス幅のみRTX 4070の方が低下しているのでこの点には注意しましょう。
RTX3070では256bitだったメモリバス幅がRTX 4070では192bitになっています。
わずかな違いではありますが、数字として減っているのは事実です。ただしメモリバス帯域幅ではRTX 4070の方が上です。
GeForce RTX 4070はどんな人にオススメか?
RTX 4070の最大のメリットと言えるのが大幅な省電力化に成功した点です。
従来モデルよりも性能は向上していながら、消費電力は少なくなっているという理想的な進化を遂げています。
電気料金の値上げが続いている中、少しでも電気代を節約しようとさまざまな工夫をしている方も多いのではないでしょうか?
そんな中で消費電力を抑えたビデオカードの存在は非常にありがたいものです。
動画編集は長時間の作業になることも多く、どうしてもパソコン使用による電力消費が大きくなってしまいます。
ですがRTX 4070ならその電力消費を最小限に抑えることが可能です。
RTX 4070自体がコストパフォーマンスに優れたビデオカードと言えますが、電気代の面から見てもコストパフォーマンスに優れた1枚になっています。
またAda Lovelaceという新しいアーキテクチャを採用することで処理能力が大きく向上しています。
動画編集も短時間で素早く終わらせられるようになり、非常に高い利便性が魅力です。
最新ゲームを含めたさまざまなゲームも快適に動作するため、ゲーム動画を投稿・編集しているという方にとっては特にオススメのビデオカードに仕上がっています。
また、本体のサイズがコンパクトで扱いやすい点も見逃せません。
サイズが大きいとパソコンに取り付ける時に不便だったりしますが、RTX 4070ならそういう心配もありません。
性能に直接影響する部分ではありませんが、扱いやすいといざという時に便利で助かります。
価格的にも比較的手が届きやすいものになっており、動画編集を趣味でやっている方、仕事としてやっている方どちらにもオススメのバランスの良いビデオカードです。
GeForce RTX 4070 搭載パソコンを選ぶ時の注意点
Geforce RTX 4070はRTX 3070と同じく重量はかなり重く、BTOパソコンはVGAステーを用いて本体を支えています。
自作パソコンユーザーでGeforce RTX 4070に取り換える方は何らかの固定強化を行わなければなりません。
VGAステーは長尾製作所から様々なタイプの製品が販売しているのでぜひ活用しましょう。
RTX 4070 搭載 動画編集にオススメのパソコン3選
RTX 4070 を搭載した動画編集向けのパソコンをBTOパソコンショップから3つ選んでピックアップしてみました。
RTX 4070 搭載パソコンは動画編集用のパソコンで考えると最上位の位置づけとして考えても問題ないでしょう。
RTX 4060搭載パソコンに比べるとややお値段が高いですが、セール期間を上手く活用して予算内のパソコンを手に入れましょう。
ここではBTOパソコンの中でも値段が抑えられたRTX 4070搭載パソコンを3台紹介します。
マウスコンピューターのRTX 4070搭載パソコン
G-Tune DG-I7G7S
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4070 SUPER 12GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
シークレット価格 ⇒279800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
当サイト限定販売でお買い得です。
DAIV FX-I7G7S
CPU:インテル Core i7-14700Fメモリ:32GB PC5-38400
グラフィックス:GeForce RTX 4070 SUPER(12GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB + HDD 2TB
水冷CPUクーラー・DVDドライブ標準搭載
電源:750W
338800円(税込)
レノボのRTX 4060 搭載動画編集向けパソコン
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8 カスタマイズモデル
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4070 8GB GDDR6
メモリ:16GB DDR5-5600MHz
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 512GB
239690円(税込)
ドスパラのRTX 4070 搭載動画編集用パソコン
GALLERIA XA7C-R47
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4070 12GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
259980円(税込)