※2024年2月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
RTX3070はGeForce 30XXシリーズのミドルハイエンドモデルで、4K向けの動画編集用パソコンに搭載されている高性能なグラフィックカードの1つです。
私もGeForce RTX 3070を購入して自作パソコンに組み込みました。
GeForce RTX 3070はPremiere Proによる動画編集時のデコードとエンコーディング性能を飛躍的に高めてくれています。
プレビュー時のコマ落ちを抑え、書き出し時間を短縮するならGeForce RTX 3070はおススメのグラフィックカードです。
ここではRTX3070の仕様と動画編集能力について解説します。
また、BTOパソコンショップのGeForce RTX3070搭載パソコンでおススメのモデルを4種類紹介します。
>>GeForce RTX3070搭載パソコンおすすめの4モデルをすぐに確認する
GeForce RTX3070の主な仕様

GeForce RTX 3070 (GIGABYTE オリジナルファンモデル)
動画編集でRTX3070搭載パソコンを検討している場合、知っておきたい主な仕様は以下になります。
GeForce RTX 3070 |
|
アーキテクチャー | Ampere |
CUDAコア数 | 5888 |
定格クロック数 / ブースト時 | 1.50GHz / 1.73GHz |
メモリタイプ | GDDR6 |
メモリ容量 | 8GB |
TDP | 220W |
最大デジタル解像度 | 7680×4320(8K) |
マルチモニター最大接続数 | 4 |
販売価格(2021年2月調べ) | 10万~13万円 |
RTX 30XXシリーズのアーキテクチャー名はAmpereで、8nmのプロセスルールで製造されたグラフィックカードです。
その中でもRTX 3070は2020年10月に発売開始となったミドルハイエンドクラスのシリーズで、RTX 2070 SUPERの正統進化モデルです。
同シリーズから先だってRTX 3080とRTX 3090が発売されており、従来のグラフィックカードと比較して倍以上の性能であると高い評価を受けています。
そんなシリーズの第3弾として発売されたのがRTX3070です。
RTX 3090やRTX 3080と比べるとCUDAコアが大きく削減されていますが、コアクロック数が若干上なのが特徴でしょう。
また見ておきたいポイントが、TDPが220Wという点です。
GeForce RTX 3090 | TDP:350W |
GeForce RTX 3080 | TDP:320W |
GeForce RTX 3070 | TDP:220W |
RTX 3080ではTDPが320Wもあり、その上のRTX 3090では350Wとなります。
ところがRTX 3070ではTDPが100Wも減少した220Wとなっており、一般的な性能の電源ユニットを選ぶことで問題なさそうです。
コスパ面では断然RTX 3070が良さげですね
さらにワットパフォーマンスが伸びたことで、長期的な利用という点でも大きく上回っていると考えられます。

RTX 30XXシリーズ、RTX 2080 Ti のベンチマーク比較 画像引用元 PassMark
1つ前の世代のハイエンド機種である、2080 Tiと比較をしても同程度以上のベンチマークを出しています。
動画編集で使ってみた感じでは動画の書き出し時間が大幅に短縮されるのでおすすめのグラフィックカードです。
1世代の更新でここまで性能アップするとは思っていませんでした。
RTX 3070は販売当初の価格が前モデルのRTX 2070 SUPERの据え置き価格であったため、非常にコストパフォーマンスが高いグラフィックカードだと言えるでしょう。

RTX 30XXシリーズ、RTX 2080 Ti のベンチマーク比較 画像引用元 PassMark
PassMarkのコストパフォーマンス比較でもRTX 3070が最もスコアが高くお買い得感があります。
この記事を書いている時点では世界中で半導体製品が枯渇していることもあり、ややお値段が高騰しております。
ウワサではサムスンの半導体生産の歩留まりが低迷していることが原因のようです。
参考情報:GeForce RTX 30供給不足の原因はSamsungの歩留まり低迷か?、台湾メディア
自作PC向けのパーツショップでも販売制限がされているので、見つかったらすぐに購入しないと手に入れるのは困難です。
RTX 3070とRTX 2070 SUPERとの比較
では前モデルのRTX 2070 SUPERと、RTX3070の比較をしてみましょう。
GeForce RTX 3070 |
GeForce RTX 2070 SUPER |
GPUコア:GA104 | GPUコア:TU104 |
CUDAコア数:5888 | CUDAコア数:2560 |
RTコア数:第2世代 46基 Tensorコア数:第3世代 184基 |
RTコア数:第1世代 40基 Tensorコア数:第2世代 320基 |
定格クロック:1.50GHz ブーストクロック:1.73GHz |
定格クロック:1.60GHz ブーストクロック:1.77GHz |
メモリタイプ:GDDR6 | メモリタイプ:GDDR6 |
メモリ容量:8GB | メモリ容量:8GB |
TDP:220W | TDP:215W |
販売価格:7.8~20.0万円 | 販売価格:販売終了 |
RTXシリーズの1つ前の世代でハイエンドグラフィックカードの1つであった RTX 2070 SUPERは、ゲームユーザーに絶大な人気のあるグラフィックカードでした。
RTX 3070で改善された点はCUDAコア数が約2.3倍に増えた点と、RTコアとTensorコアがガラッと世代変更した点です。

RTX 3070とRTX 2070 SUPER のベンチマーク比較 画像引用元 PassMark
RTX3070とRTX 2070 SUPERのベンチマークを比較をすれば、約20%近くのスコア差となっています。
一方で最大TDP値は215Wから220Wへ上昇していますが、僅か5Wの上昇でこれだけ性能アップを実現したのは非常に優れている点になるでしょう。
動画編集でパソコンを利用する場合、長時間の作業になりがちです。
一般的にはTDP値が低いと電気代を抑えることができるため、ランニングコストの面から考えても、RTX3070の方が優れています。
動画編集用のグラフィックカードとして、RTX3070は第一の候補になるでしょう。
RTX 3070のメリット・デメリット

RTX 3070を搭載した自作パソコン
最後にRTX3070で動画編集を行うメリットとデメリットです。
RTX3070は非常にコストパフォマンスに優れた、グラフィックカードです。
一世代前のハイエンド機種と匹敵するほどの性能がありながらも、価格的に据え置きとなっているのが最大の魅力です。
動画編集で考えると、4K動画を本格的に編集したいクリエイターはRTX 3070を選びたくなるはずです。
過去に実施したRTX 3070搭載PCの動画編集検証では4K60P、4K120Pの映像素材でも快適に編集できています。
例えばα7SⅢやEOS R5といった高画質のミラーレスカメラで撮影した動画データを扱う方で、Premiere ProやDaVinci Resolveで動画編集する方はRTX3070が最高の選択と考えて良いです。
一方で4K30PまたはフルHDの動画編集がメインで、4K60Pで撮影出来るカメラを持っていない方にとってはRTX3070のスペックを活かしきれないかもしれません。
RTX 3070搭載おすすめパソコン4選
RTX 3070を搭載した動画編集向けのパソコンをBTOパソコンショップから4つ選んでピックアップしてみました。
RTX3070は非常にコストパフォマンスの良いグラフィックカードなので、4K動画の編集も視野に入れている人におすすめです。
マウスコンピューターのRTX 3070 Ti搭載パソコン

G-Tune DG-I7G6T
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
シークレット価格 ⇒259800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
レノボのRTX3070 Ti搭載動画編集向けパソコン

Lenovo Legion Tower 5i Gen 8
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB GDDR6
メモリ:16GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
257010円(税込)
ドスパラのRTX3070搭載動画編集用パソコン

GALLERIA RM7C-R46T
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
209979円(税込)
※2月10日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい