※2024年8月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
パソコンのビデオカード(グラフィックカード)で人気のNVIDIA GeForce RTX30XXシリーズの上から2番目にあたるのがRTX3080です。
2020年10月に販売開始以降、人気で価格高騰と在庫切れ状態が続いていましたが、現在(2023年12月時点)は手が届きやすい価格まで下落しています。
RTX 40XXシリーズが発売開始したので今がお買い得でしょう。
ここではRTXシリーズの中でもゲームユーザーに大人気のビデオカード RTX 3080がどんな性能を持っているのか?
ドスパラ・マウスコンピューター・パソコン工房で販売されているRTX 3080搭載パソコンのオススメ製品を3種類紹介します。
GeForce RTX3080の主な仕様
GeForce RTX3080の仕様の中で、動画編集用途でパソコンを使う方がチェックしておきたい項目を確認してみましょう。
GeForce RTX 3080 |
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アーキテクチャー | Ampere |
CUDAコア数 | 8704 |
定格クロック数 / ブースト時 | 1.44GHz / 1.71GHz |
メモリタイプ | GDDR6 |
メモリ容量 | 10GB |
TDP | 320W |
最大デジタル解像度 | 7680×4320(8K) |
マルチモニター最大接続数 | 4 |
販売価格(2023年12月調べ) | 9万~20.1万円 |
2020年の後半に登場したグラフィックスカードで、RTX30シリーズのハイクラスに位置するのがRTX3080です。
高性能なグラフィックス機能を有しているのが特徴で、高画質の4K動画でも軽々と編集できるほどのスペックになっています。
1つ前の世代のハイエンド機種と比較をしても、CUDAコア数が比較にならないほど高くなっているのが分かります。
VRAMも10GBになっているので、負荷の高い重量級のPCゲームでも高フレームレートでプレイできます。
ただ1つ気になる点としては、TDP(熱設計電力)が320Wもある点でしょう。
この数値だけで見ると、かなり放熱量も高くなる上に電力消費量が大きくなることが予想されます。
GeForce RTX 3080は大型の冷却ファンとコアパイプを備えており、旧モデルのRTX 20XXシリーズよりもさらに大型化しています。
前世代から2倍以上のスペックになったことで、求められる冷却性能もますます高くなっているようです。
GeForce RTX 3080はレイトレ処理専用コアである、RTコアの世代が更新されています。
合わせてディープラーニングを行うDLSSにも対応していて、従来の機種とは比較にならないほどのスペックです。
CGのレンダリングや、動画編集といったGPU運用にハイパワーが必要とされる面でも、その期待に応えてくれる十分な性能を持っています。
関連情報:RTX 3080搭載 ドスパラ GALLERIA UA9C-R38で4K動画編集を検証
RTX3080とRTX2080 SUPERとの比較
RTX3080の1つ前の世代であるRTX2080 SUPERと性能を比較してみましょう。
単純にCUDAコア数だけで比較をすると、RTX2080 SUPERよりもRTX3080の方が2倍以上優れた結果になっています。
GeForce RTX 3080 |
GeForce RTX 2080 SUPER |
GPUコア:GA102 | GPUコア:TU104 |
CUDAコア数:8704 | CUDAコア数:3072 |
プロセスルール:8nm | プロセスルール:12nm |
RTコア数:第2世代 46基 Tensorコア数:第3世代 184基 |
RTコア数:第1世代 48基 Tensorコア数:第2世代 384基 |
定格クロック:1.44Gz ブーストクロック:1.71GHz |
定格クロック:1.65GHz ブーストクロック:1.81GHz |
メモリタイプ:GDDR6 | メモリタイプ:GDDR6 |
メモリ容量:10GB | メモリ容量:8GB |
TDP:320W | TDP:215W |
販売価格:9万~20.1万円(高騰中) | 販売終了 |
まずRTX 3080とRTX 2080 SUPERの大きな違いの一つにバスインターフェース(PCI Expressの規格)が変更となった点です。
RTX 3080からPCI Express 4.0対応となり、帯域幅を2倍にすることができるようになっています。
参考情報:MSI RTX30シリーズとマザーボード PCIeの関係と強味|MSIブログ
ベンチマークには様々な比較条件がありますが、公開されているものを比較すると、およそ1.3倍~1.5倍程度の違いがあります。
PassMarkのG3D Markによるベンチマークスコアでは、およそ20%の性能アップです。
当然RTX3080の方が高い数値を記録しているので、性能を追い求める方はどちらを選択するのかでは悩む必要がありません。
せいぜいTDPを理由として電力消費が低い方を選びたい、という人くらいでしょう。
ただ性能差などを考慮するのなら、電力不足を解消するのに電源を別途買い求めるだけの意味があります。
それほどRTX3080は優れているので、動画編集をするのにも最適のグラフィックスカードの1つです。
動画編集で言えばプロが使っていても、スペック的に問題のない性能を誇っています。
ちなみに4K画質でゲームをしたいという人でも、RTX3080ならストレスなく楽しめるでしょう。
本格的にゲームをしたい、高画質の動画編集をしたいなど様々な用途に使える懐の深さがあります。
関連情報:RTX 3080搭載 マウスコンピューター G-Tune EP-Zで4K動画編集を検証
RTX3080はどんな人にオススメか?
GeForce RTX3080はどのような動画編集をする方にオススメでしょうか。
RTX3080の基本的なスペックの高さから考えれば、プロが使っても過不足を感じることはありません。
RTX 3080では8Kの映像を最大4台のモニターに出力することができます。
4K映像の中でも色の再現性が高い10bitやHDR(ハイダイナミックレンジ)の映像を取り扱う方に最適です。
ゲーム用途で使う場合も、FORTNITE(フォートナイト)といった重量級のゲームも高フレームレートで十分遊べます。
そのため趣味で動画編集をする程度ならRTX3080を搭載していればどんな状況でも応えてくれます。
懸念する点は消費電力が大きいということです。
そのため自作で動画編集用のパソコンを組みたいのなら、電源の容量には十分注意しないといけません。
電源の容量としては最低でも750Wは必要になるでしょう。
参考情報:RTX 3080の推奨電源ユニット容量|MSI GeForce RTX 3080 GAMING X TRIO 10G
他のパーツとの組み合わせによっては、850Wあった方がいい場合もあります。(私はRTX 3070に850Wを採用しました)
これはスパイク電力といって、瞬間的にワット数が増える時のための措置です。
またRTX3080はスペックが高すぎることから、CPUの方が逆にボトルネックになる可能性もあります。
そのためCPU選びについても留意しておくべきです。
インテルとAMDのどちらでも良いのですが、基本最上位モデルでないとCPUがボトルネックになります。
電力消費やCPUがなんのことなのか分からないという人は、無理に自作をするのではなくショップで販売されているRTX3080搭載のパソコンをオススメします。
RTX 3080は最高峰のスペックの割には価格設定が低いため、値段が下がった今がお買い得です。
RTX 3080搭載おすすめパソコン4選
BTOパソコンショップで販売されているRTX 3080を搭載したパソコンの中で動画編集向けパソコンを3台選んでみました。
最高性能のRTX 3080ですが、お買い得価格のパソコンも見つかりましたので参考にご覧ください。
※パソコンショップではRTX 3080搭載のパソコンを販売終了しRTX 4XXXシリーズ搭載パソコンに移り変わっています。
マウスコンピューターのRTX 3080 Ti搭載パソコン
DAIV FX-I7G8S
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4080 SUPER 16GB
メモリ:32GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 2TB
474800円(税込)
パソコン工房のRTX3080搭載動画編集向けパソコン
Legion Tower 7i Gen 8
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4070 12GB
メモリ:16GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 512GB
358600円(税込)
ドスパラのRTX3080搭載動画編集用パソコン
GALLERIA XA7C-R48S
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4080 SUPER 16GB
メモリ:32GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
385980円(税込)
※8月26日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい