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【2024年版】グラフィックカードを動画編集のパソコンで選ぶならどれが良い?

※2024年12月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

動画編集向けのパソコンを選択するうえで欠かせないのがグラフィックカードです。

2024年に入りグラフィックカードの値段が下がってきています。

2024年はVRAM 16GBのRTX4060 Tiがおすすめ。

RTX 40XXシリーズの発売開始が次々発表されていますが、RTX 40XXシリーズの売り上げは不振が続いております。

そして型落ちとなるRTX 30XXシリーズも値下がりしてきました。

しかし円安もどんどん進んでいるので国内での販売価格はそこまで大きく値下がりしていないように見えています。

特にエントリーモデルのGTX 1650やGTX 1660はあまり値段が変わっていないので、2024年のグラボ選びも引き続き選ぶのが難しい状況が続くでしょう。

GeForce RTXやGTXシリーズだけでなく、AMD Radeonシリーズも含めると無数の選択肢がありますが、動画編集向けのグラフィックカードはどれが最適でしょうか?

ここでは2024年に選びたいオススメの動画編集向けグラフィックカードとパソコンを解説します。

記事監修者

動画編集者・ビデオグラファー おーとふぉーかす

大阪で映像制作会社を経営する傍ら、BTOパソコンで動画編集を検証するブログ「動画編集パソコン速報」を管理しています。

2017年から年間20台以上、累計100台以上のパソコン検証を実施してレポートしてきました。

PC通販サイトとコラボで動画編集用パソコンの企画や限定クーポンの配布も実施しています。



この動画で動画編集向けパソコンの失敗しない選び方を解説したので、ぜひ視聴してみて下さい。

グラフィックカードってなに?

ビデオカード

最初に確認しておきたいのが、グラフィックカードは何かという点です。

グラフィックカードの役割について知っておくと、動画編集用のパソコンに必要なパーツなのかどうかが分かってきます。

写真や動画をパソコンで加工・編集するときに、CPUやマザーボードに備わっているグラフィックチップ(GPU)を使って処理を行ないます。

しかし、高解像度の画像を編集をするときや高精細な映像を液晶モニターに表示するには、オンボード(CPUやマザーボードに備わる)のGPUだけでは処理が追いつかなくなります。

そこで役立つのがグラフィックカードです。

グラフィックカードは、オンボードのGPUの画像処理演算をサポートする役割を果たします。

画像・動画編集はもちろん3Dゲームやオンラインゲームにもこのパーツが必要となります。

グラフィックカードには、いくつかの呼び方があります。

・GPU
・グラフィックボード
・ビデオカード

ビデオカードと呼ぶことがあったり、グラフィックボードと言われることもあります。

簡単にGPUと呼ばれることもあるようですね。

グラフィックカードのことをGPUと呼んでもおおよそ間違いではないですが、厳密に言うとグラフィックカードの中のチップがGPUと呼ばれるものです。

グラフィックカード。マザーボード中央の目立つ場所にある

現在グラフィックカードを選ぶ場合、Radeon(レイディオン)とGeForce(ジーフォース)があります。

GeForceシリーズはNVIDIAというメーカーが作っており、RadeonシリーズはAMDが製造しています。

BTOパソコンには、NVIDIA製のGeForceがよく搭載されています。

この理由はGeForceがゲーミングパソコン用途に適しており、一般ユーザー向けに安い価格で販売されているからです。

またGeForceは高いフレームレートでも滑らかに映像表示できるグラフィックカードで、動画や画像編集にも向いています。

Radeon製のグラフィックカードと比較すると、性能はわずかながらGeForceの方が上と言われていますが、その差は僅差です。

参考:【最新】グラフィックボード・ビデオカード性能比較ベンチマークテスト|ドスパラ

Radeonのグラフィックカードは同じメーカーのAMDが開発するCPUのRyzenシリーズと併せて使われることが多く、もっぱら自作パソコンユーザーに人気がある製品です。

画像の発色のさせ方はGeForceと若干違いがあって好みが分かれますが、自然な発色のほうが作業がしやすい動画編集にはGeForceのほうが向いているのかも知れません。

ハイエンドグラフィックカードのQuadro

Radeon・GeForce以外にもQuadro(クアドロ)というNVIDIA社のグラフィックカードもあります。

Quadroは昔からプロの映像制作者には人気があるグラフィックカードですが、価格も高いので最近ではCADや医療用のパソコンといった専門分野向けの製品となっています。

根強い人気のあるグラフィックカードなので、パソコンショップでは映像クリエイター向けにQuadroのエントリーモデルを搭載したパソコンを揃えています。

ただ、GeForceもRTXシリーズから10bitの色域を取り扱えるようになっているので、Quadroにこだわる必要はもうありません。

おススメ:クリエーターのためのGPU講座|Vook

(Quadroは現在NVIDIA Aシリーズに名称が変更しています)

コストパフォーマンスを重視するなら一般消費者向けのビデオカードであるRadeonやGeForceを選ぶのがおススメです。

動画編集にグラフィックカードって必要?

動画編集用のパソコンにグラフィックカードは必要なのでしょうか。

結論から言うと、高度な動画編集をしたい人には必要です。

趣味程度で動画編集をする人はオンボード機能だけでも十分です。

グラフィックカードの恩恵を感じるのは4K動画を編集するときや、オンライン3Dゲームを楽しむときです。

高画質の映像や画像はデータ量が多くなり、それだけ編集作業が重くなります。
マザーボードやCPU内蔵のGPUを使った演算だけでは性能不足で、グラフィックカードが必要となってきます。

グラフィックカードが無いとソフトの動作が不安定になったり、指定したエフェクトがいつまで経っても反映されないという事態が起こります。

動画編集の場合は、編集が終わって動画を書き出すときに時間がかなりかかるでしょう。

高画質の動画を編集するときには、グラフィックカードが付いていないとプレビュー中にカクツキが生じて編集が思うように進みません。

また、YouTube用の動画編集の場合、フルHD画質なのでグラフィックカードは不要と考えてしまうかもしれません。

しかし、テロップやトランジションを多用する編集をするならエントリーモデルのグラフィックカードを搭載しておいたほうが良いです。

AIの進化でますます必要性が高まるグラフィックカード

Stable Diffusion WebUIの実行画面

一方、AIの進化でグラフィックカードの需要はますます高まっています。

例えば、AI画像生成においてグラフィックスカード(GPU)は非常に重要です。

AIアルゴリズム、特に深層学習アルゴリズムは大量の行列計算を必要としますが、これらの計算は並列計算が可能なGPUによって高速化されます。

例えば、NVIDIAのGPUはCUDAというプラットフォームを利用して、AIの学習・推論を高速に行うことができます。

また、NVIDIAのRTX 30XXシリーズや40XXシリーズといった新しいグラフィックスカードには、Tensor Core(テンサーコア)という特殊なハードウェアが搭載されています。

これによってAIの計算をさらに高速化することが可能です。

AI画像生成のためのプログラムによってはCPUのみでも動作するものもあるため、必ずしもグラフィックスカードが必須ではありません。

しかし、GPUを利用することで計算速度が大幅に向上し、より複雑なモデルをより短時間で学習することが可能になるのは間違いないでしょう。

動画編集ソフトのPremiere ProもAIによる自動カット編集が実装されており、今後益々AIを活用したクリエイティブは身近なものとなるはずです。

参考情報:シーン編集の検出でカット編集を自動化しよう|Adobe

そのため、これからパソコンを買うなら高性能なグラフィックスカードを搭載したパソコンを選ぶことを強く推奨します。

【2024年版】フルHD編集におすすめのグラボ

GeForce GTX 1660 PALITオリジナルファンモデル

フルHD編集におすすめのグラフィックカードは、NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER / GTX 1660 /GTX 1650です。

中でもGTX 1660 SUPERは最大で同時に表示できる画面が4つとなっており、複数のモニターを使って動画編集をする際に役立ちます。

消費電力が少なく、使い勝手の良いグラフィックカードです。

NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPERの主な仕様

CUDAコア数 1408
最大デジタル解像度 7680×4320@120Hz
ベースクロック 1530MHz
ブーストクロック 1785MHz
ビデオメモリー 6GB GDDR6
リアルタイム レイ トレーシング 非対応
消費電力 125W
標準ディスプレイ コネクター DisplayPortx 3
HDMI(2.0b) x 1

NVIDIA Geforce GTX1660 MSIオリジナルファンモデル

小型でスペースを選ばずに設置が出来るため、ほとんどのケースに装備することが出来るのが魅力です。

BTOパソコンではミニタワーケースやスリムケースがありますが、このグラフィックカードなら問題ありません。

自作パソコンを作る場合にも、小型のケースを選べるのがメリットです。

NVIDIA GeForceのエントリーモデル GTX1060の後継機ですが、ビデオメモリーは6GBでフルHD動画編集には十分な性能です。

自作PCユーザー向けに大型のファンを搭載したモデルもありますよ。

BTOパソコンショップのフルHD動画編用オススメパソコン 2024年版

2023年以降に発売されているパソコンなら、10万円前後でフルHD動画を快適に編集できるパソコンを見つけることが出来ます。

15万円前後でGeForce GTX1650・GTX1660・GTX1660 SUPERを搭載したパソコンがあるので、ストレージ容量を十分に備えたパソコンを選ぶのがポイントです。

マウスコンピューターのGTX1650搭載オススメデスクトップパソコン

NEXTGEAR JG-A5G60

CPU: Ryzen 5 4500  
グラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB 
メモリ:32GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB 

137500円(税込)

>>公式ページを見る

ドスパラのオススメノートパソコン

GALLERIA XL7C-R45-5

CPU:インテル Core i7-13700H 
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4050 6GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB Gen4 
液晶モニター:15.6型フルHDノングレア液晶

177980円(税込)
※12月4日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい。

>>公式ページを見る

4K動画編集におすすめのグラボ

GeForce RTX 3070

4K動画編集におすすめのグラフィックカードは、NVIDIA GeForce RTX 3070・RTX 4070・RTX3060・RTX 3060 Ti・RTX 4060・RTX 4060 Tiです。
データの重い4K動画も効率よく編集していけます。

このモデルは下のクラスのモデルよりも発熱量が大きいため、大型のGPUファンが備わっています。

4K動画を表示させて編集していく場合には発熱量は大きくなりますが、RTX 3070・RTX 4070ならサクサク動いてくれます。

動画制作の時に画質や解像度にこだわりたいなら、NVIDIA GeForce RTX 3070 がおすすめです。

4Kでもシンプルなカット編集しかしないのであれば、一つ下のクラスのGeForce RTX3060でも全く問題ありません。

なお、編集ソフトのDaVinci Resolve Studioはビデオメモリを消費するのでGeForce RTX3060のようなビデオメモリ容量の多い(12GB)ビデオカードが良いです。

そしてグラフィックカードの性能を引き出すには、どんなCPUと組み合わせるかも大切なポイントです。

Core i7-13700、または予算に余裕があればCore i7-13700Kと併せれば、グラフィック性能をフルに発揮することが出来るでしょう。

BTOパソコンショップの4K動画編集向けパソコン 2024年版

これから動画編集向けのパソコンを購入するなら4K動画も編集できるパソコンを購入するのがオススメです。

ストレージ量(保存容量)に余裕のあるパソコンがオススメです。

BTOパソコンショップならお手頃価格でRTX 3060 TiやRTX3070搭載のパソコンを買えますよ。

ドスパラのクリエイターブランド raytrekシリーズの4K対応パソコン

GALLERIA RM7C-R46T

CPU:Core i7-14700F 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB 

212980円(税込)
※12月4日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

>>公式ページを見る

マウスコンピューターのおすすめクリエイターノートパソコン

DAIV Z6-I7G60SR-A

CPU:Core i7-13700H 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Laptop GPU(8GB) 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 
液晶モニター:16型WQXGA(ノングレア/Dolby Vision対応)

279800円(税込)

>>公式ページを見る


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