2023年 Core i7搭載のおすすめ動画編集向けパソコン

2023年はIntelのCPUならおすすめはCore i7-13700F

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ここでは第12・第13世代のCore i7の性能について詳しく見てみます。

※2023年11月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

2023年はIntelのCPUが第13世代に突入し、AMD Ryzen Zen4(7XXXシリーズ)に対抗する製品を次々にリリースしています。

最新のCPUはローエンドモデルでも1~2世代前のミドル~ハイクラスモデルと同等の性能を持っており、「動画編集といえばCore i7」という言葉は過去のものとなりつつあります。

ただしメーカーパソコン・BTOパソコンではインテルCPU搭載モデルが主流で、クリエイターパソコンは現在もCore i7が選ばれることが多いです。

第13世代のCore i7はお買い得でしょうか?

「処理速度の速さを求めるなら高いパソコンを買うべき」という方程式は今日もかわりません。

画像データの処理で負荷がかかる動画編集で、予算に余裕がある場合はもちろん高性能なパソコンを買うべきです。

だけど、用途によってはローエンドのCPUを搭載したパソコンを選んでも問題ないという意見も増えています。

ここでは第12世代・第13世代のCore i7の性能について詳しく見てみます。

この動画で動画編集向けパソコンの失敗しない選び方を解説したので、ぜひ視聴してみて下さい。

第13世代のCore i7の特長とは?

第13世代のCore i7は2022年10月にリリースし、現行はCore i7-13700K/13700KF、そして第12世代Core i7もまだまだ現役でCore i7-12700K/12700KF/12700/12700Fがあります。

CPU(Core i7) コア/スレッド 定格クロック数 TB時クロック数 内蔵GPU 販売価格
13700K 16/24 2.50GHz 5.40GHz 6.2~7.8万円
13700KF 16/24 2.50GHz 5.40GHz 5.9~7.3万円
12700K 12/20 2.70GHz 5.00GHz 5.6~9.2万円
12700KF 12/20 2.70GHz 5.00GHz 5.3~10.3万円

販売価格は価格コムを参考に2023年1月に調べたものです。

新しく発売となった2種類のCore i7は定格クロック数とターボブースト時クロック数、などそれほど大きな差はありません。

ちなみに末尾にFが付く第11世代のCore i7はGPU機能(Intel UHDグラフィックス770)を内蔵していません。

また従来のマルチスレッドタイプのCPUはコア数の倍の数がスレッド数になっていたのに対し、第12世代はやや半端な数値になっているのが特徴です。

タスクの負荷に合わせて最適な各コアへ割り当て

処理やシングルスレッドの性能を高めるPerformance-core(P-core)と消費電力と処理効率を最適化するEfficient-core(E-core)を組み合わせた構造となっています。 処理性能やシングルスレッド性能を高めたPerformance-core(P-core)は、動作周波数が同等の第11世代 インテル® Core™ プロセッサー・ファミリー・アーキテクチャー「Cypress Cove コア」と比較して約19%性能が向上しています。また、消費電力当たりの処理効率を最適化したEfficient-core(E-core)は、第6世代インテル® Core™ プロセッサーと比較して、同等の消費電力で40%高いシングルスレッド・パフォーマンスを実現、もしくは消費電力を40%抑えながら、同等のパフォーマンスを引き出すことができます。 2種類のコアの組み合わせにより、第11世代インテル® Core™ プロセッサーと比較し、80%性能が向上しています。

引用元:Windows 11に最適化された、インテル 第12世代 プロセッサー(開発コード:Alder Lake)

第12世代のインテルCPUは処理性能高めのPerformance-core(パフォーマンスコア)とWあたりのパフォーマンスが高いEfficient-core(エフィシェントコア)を両立したハイブリッドなCPUとなっています。

第13世代も引き続きPコア・Eコアで分けてワットパフォーマンスを出す仕組みになっており、消費電力を抑えた仕様です(とはいっても125Wと高め)。

例えばCore i7-13700Kではパフォーマンスコアが8コア、エフィシェントコアが8コアの合計16コアです。

パフォーマンスコアがハイパースレッディングで、エフィシェントコアがシングルスレッディングと考えると、「8×2 + 8×1」で24スレッドの数値に納得できます。

長時間パソコンを使用することになる動画編集者にとっては性能はもちろん電力消費も高い関心があるはずです。

高性能・低消費電力は嬉しいデス

ベンチマークをPassMark Softwareで確認すると以下のような結果となりました。

Intel Core i7 第12世代 VS 第11世代 ベンチマーク比較 PassMark調べ

第13世代Core i7は第12世代Core i7に比べるとこれまで以上に性能アップしているのがわかります。

Intel Core i7 第12世代 VS 第11世代 シングルスレッドベンチマーク比較 PassMark調べ

CPUのシングルスレッド性能で確認するとCore i7-13700KFのほうがCore i7-13700Kよりも優れているという結果が出ていて興味深いです。

第13世代Core i7はシングルスレッド性能だけを見ると大きな性能アップはしておらず、マルチスレッド性能の向上は単純にコア数・スレッド数が増えたことが理由にも思えますね。

Core i5が以前のCore i7並のパワー。それでもCore i7を選ぶべき?

これまで動画編集向けのパソコンではハイパースレッド性能を持ったCore i7を選んだほうが良いという認識が強くありました。

ハイパースレッドは簡単に説明するとCPUの一つのコアで2つの作業を実行させることで処理速度を速めることができるというものです。

参考:インテル ハイパースレッディング・テクノロジー|インテル公式HP

ところが第10世代以降からCore i5もハイパースレッド性能を持ち、6コアモデルも出現しています。

Ryzen 5を含めたCPUベンチマーク比較 参考:PassMark

ベンチマークでは第12世代のCore i7-12700がやはり強く、第13世代のCore i5-13400が追随しています。

Core i5は世代間で性能差が大きいです。

第11世代 Core i7 VS 第12世代 Core i5CPU シングルスレッド性能比較 参考:PassMark

シングルスレッド性能を見るとCore i5-13400とCore i7-12700の性能差はやや縮まります。

このデータから見るとホームビデオの編集やシンプルで簡単な動画編集に限られるならCore i5を搭載したモデルでもまず問題ないでしょう。

ただしCore i7の性能が決して悪いわけではなく、映像制作を仕事で取り組んでいる方は、4K動画編集やカラーグレーディングが標準となりつつあるためCore i7以上を選んでいた方が無難です。

こちらもオススメ⇒動画編集向けPCで失敗しないCPUの選び方

BTOパソコンなら第13世代のCPU搭載モデルがお買い得

例年3月頃に決算セールとして旧モデルのCPUを搭載したパソコンがかなり安い値段で販売されます。

予算が厳しい場合や少しでも低価格なパソコンを買いたいという動画クリエイターさんは、2023年にパソコンを買い替えるなら3月や夏・冬のセールの7月・12月が狙い目です。

ただし

・AMD Ryzenの新しいCPUが発表されると値段がぐっと下がる
・Core i7搭載パソコンが以前ほど高くない

これらの点を考えれば、これからVRやライブ配信にも挑戦したいプロの動画クリエイターさんはこのタイミングで新しい世代のCore i7を選ぶのも良いかもしれません。

マウスコンピューターのCore i7搭載オススメ動画編集用パソコン

この記事を編集している時点ではマウスコンピューターのCore i7搭載パソコンはCore i7-12700が主流なCPUです。

これから徐々に次世代CPUに移り変わっていくのが予想されます。

2023年版 Core i7-13700F搭載 DAIV FX-I7G60の仕様

OS Windows 11 Home 64ビット
CPU インテル® Core i7-13700F プロセッサー
( 16コア / 8 P-cores / 8 E-cores / 24スレッド / TB時最大5.2GHz / 30MB )
ビデオカード GeForce RTX 4060(8GB)
メモリ 16GB
ストレージ  1.M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
2.HDD 2TB Serial ATAIII

第13世代のコア i7なら4Kの動画編集に対応可能です。
特に最近は4Kでややワイドに撮影したクリップを使って要所要所でサイズを拡大して疑似的に複数のカメラで撮影したような編集方法が流行しています。

一つのカメラでアップや引きの画を取り入れた編集を行えば、映像にメリハリを出すことができます。
フルHDの解像度で書き出せば画質はほとんど荒れないので非常に便利な編集手法です。

4KはフルHDの約2倍の解像度がありますよ

第13世代のCore i7と16GBのメモリ、8GBのビデオメモリを搭載するNVIDIAのグラフィックカード RTX 4060を使うことで4K動画クリップを使った単純な動画編集はサクサクこなせますよ。

その他のBTOパソコンショップのCore i7搭載パソコン

マウスコンピューターのCore i7搭載クリエイターPC

G-Tune DG-I7G6T

CPU:Core i7-13700F 
グラフィックス:GeForce RTX 3060 Ti 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB 

179800円(税込)

>>公式ページを見る


当サイト限定販売でお買い得です。

DAIV FX-I7G60

CPU:インテル Core i7-13700F 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce RTX 4060(8GB) 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB + HDD 2TB 
水冷CPUクーラー・DVDドライブ標準搭載 
電源:750W 

229900円(税込)

>>公式ページを見る

パソコン工房のCore i7搭載クリエイターPC

iiyama SOLUTION-M07M-137F-SAX

CPU:Core i7-13700F 
グラフィックス:GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6
メモリ:16GB PC5-38400 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB 

197800円(税込)

>>公式ページを見る

ドスパラのCore i7搭載オススメPC

raytrek 4CXVi

CPU:Core i7-13700F 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB 

189979円(税込)

>>公式ページを見る


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