※2024年8月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
近年、動画編集の要求はますます高まってきました。4K、8Kといった高解像度の映像や、VR・ARコンテンツの編集には、高性能なグラフィックスカードが不可欠です。
その中でも、NVIDIA GeForce RTX 4060は、その高い性能と効率性で動画編集者から支持を受けています。
ここでは
✅NVIDIA GeForce RTX 4060の仕様
✅RTX 4060とRTX 4060 Tiの性能比較
✅GeForce RTX 4060 搭載パソコンを選ぶ時の注意点
について詳しく解説いたします。
そしてさらに動画編集に最適なGeForce RTX 4060 搭載パソコンを3つ厳選してご紹介します。
是非、このガイドを参考に、あなたの最適な編集環境を見つけてください。
目次
GeForce RTX 4060の主な仕様
GeForce RTX 4060はGeForceのRTX 40シリーズの1つで、ミドルクラスに該当するビデオカードとなっています。
Ada Lovelaceアーキテクチャが採用されており、GDDR6 8GBの性能を持つGPUメモリが搭載されています。
GeForce RTX 4060の主な仕様
GeForce RTX 4060 |
|
アーキテクチャー | Ada Lovelace |
プロセスルール | 5nm |
CUDAコア数 | 3072 |
定格クロック数 / ブースト時 | 1.83GHz / 2.46GHz |
メモリタイプ | GDDR6 |
メモリ容量 | 8GB |
TDP | 115W |
最大デジタル解像度 | 7680×4320(8K)60Hz |
マルチモニター最大接続数 | 4 |
販売価格(2023年12月調べ) | 4.4万~5.9万円 |
従来モデルとなるGeForce RTX 3060と比較して約10%ほど性能が高くなっており、より快適な動画編集が可能です。
動画編集を頻繁に行うのであれば優れたビデオカードが欠かせませんが、その意味でこのGeForce RTX 4060は非常に頼りになる存在でしょう。
プロセスはTSMC 5nmを採用、8nmのGeForce RTX 3060からさらに微細化されています。
これにより省電力性がより向上し、無駄な電力を極力使用せずに稼働するようになりました。
ベースクロックは1830MHz、ブーストクロックは2460MHzとやはり向上しています。
さらにTDP値が115Wと大きく下がったことも注目です。
GeForce RTX 3060は170Wでしたから、これは大きな差と言っていいでしょう。
電気料金の値上がりが続く中、最小限の電力で稼働してくれるのは大きなメリットとなります。
CUDAコア数は3072、RTコア数は24、Tensorコア数は96とどれもRTX 3060よりも数が減るという結果になっています。
ですが全体の性能的には向上していますから、このあたりの数字は特に問題ないと考えてよさそうです。
L2キャッシュも24MBと大幅に増えており、高いパフォーマンスを発揮してくれます。
RTX 4060とRTX 4060 Tiとの比較
GeForce RTX 4060とRTX 4060 TiはどちらもGeForce RTX 40XXシリーズのビデオカードです。
名称も非常によく似ているためどちらを選べが良いのかわかりにくい部分があります。
またRTX 4060 Tiにはビデオメモリが16GBと8GBの2種類あるのも要注意です。
そこでこの2つを比較してみましょう。
まずシンプルにスペックが上と言えるのはGeForce RTX 4060 Tiです。
Tiという言葉が付けられているモデルは無印のモデルと比べて高性能なビデオカードになっていて、Tiの有無でどちらが上かを判断できます。
では具体的にどのくらいの違いがあるのでしょうか?
RTX 4060 Ti VRAM 16GB | RTX 4060 Ti VRAM 8GB | RTX 4060 VRAM 8GB |
CUDAコア:4352 | CUDAコア:3072 | |
ブーストクロック:2.54GHz | ブーストクロック:2.46GHz |
まずCUDAコア数が違っており、GeForce RTX 4060は3072ですが、RTX 4060 Tiは4352です。
この他ブーストクロックで比較するとGeForce RTX 4060は2.46、RTX 4060 Tiは2.54となります。
わずかですがGeForce RTX 4060 Tiが勝ります。
このように単純にスペックで比較すれば基本的にRTX 4060 Tiの方が高性能です。
GeForce RTX 4060 TiのVRAM16GB版とVRAM8GB版はVRAM容量以外は同じスペックとなっています。
性能が高い分値段も高くなりますし、動画編集をするという点ではどちらのビデオカードも優秀なことは変わりありません。
GeForce RTX 4060でも十分な動画編集が可能なため、必ずしもRTX 4060 Tiでないといけないということにはならないでしょう。
スペックが上と言ってもそれほど大きな差もないため、コストパフォーマンスも含めて全体をよく比較して結論を出すことが大切です。
GeForce RTX 4060で特に不満がないのであれば、無理にRTX 4060 Tiを選ぶ必要はないでしょう。
GeForce RTX 4060はどんな人にオススメか?
GeForce RTX 4060はミドルクラスに該当するビデオカードのため、ハイクラスのGeForce RTX 3070やRTX 4070と比較すれば当然ですがスペックは低くなります。
そのためできるだけ高性能なビデオカードがほしいという方にはあまり向いていません。
ですが動画編集などを行う際、それだけ高い性能を持ったビデオカードが必要かというと疑問が残ります。
最新ゲームなどと違い、動画編集ではそこまでのGPUパワーを要求されることはあまりなく、ミドルクラスのビデオカードでも十分に対応できます。
ミドルクラスであればハイクラスのものよりも価格も低く、手に入れやすいというメリットもあります。
実際、GeForce RTX 4060もハイクラスのビデオカードと比較すれば価格が低く、より少ないコストで入手・使用することが可能です。
このことからGeForce RTX 4060はコストパフォーマンスを重視したい人にオススメと言えます。
また、ミドルクラスのスペックがあれば十分、それ以上のスペックは求めないという方にも最適なビデオカードとなるでしょう。
GeForce RTX 4060は省電力化に成功している点も見逃せません。
これまで以上に少ない電力で動くように作られているため、電力消費を最小限に抑えられます。
動画編集をしているとどうしても電力消費が大きくなってしまいますから、電力を無駄にせずビデオカードを使用できるのはありがたいところです。
このことからもやはりコストパフォーマンスに優れたビデオカードだというのがわかります。
GeForce RTX 4060 搭載パソコンを選ぶ時の注意点
GeForce RTX 4XXXシリーズのオリジナルファンモデルは重量とサイズがますます大きくなっております。
BTOパソコンメーカーのGeForce RTX 4060 搭載パソコンはビデオカード専用の固定金具(VGAステー)が装備され、マザーボードのビデオカードスロットに負荷がかからないような構造になっています。
もし自作パソコンでGeForce RTX 4060を使う場合はVGAステーを用意しましょう。
BTOパソコンから選ぶ場合はビデオカード専用の固定金具を備えたPCケースを採用したモデルを選ぶと安心して長年使っていけるでしょう。
RTX 4060 搭載 動画編集にオススメのパソコン3選
RTX 4060 を搭載した動画編集向けのパソコンをBTOパソコンショップから3つ選んでピックアップしてみました。
RTX 4060 搭載パソコンは動画編集用のパソコンの中ではちょうどミドルクラスの位置づけとなり、種類が豊富です。
マウスコンピューターのRTX 4060・4060Ti搭載パソコン
G-Tune DG-I7G6T
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
シークレット価格 ⇒259800円(税込)
※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています
当サイト限定販売でお買い得です。
DAIV FX-I7G7S
CPU:インテル Core i7-14700Fメモリ:32GB PC5-38400
グラフィックス:GeForce RTX 4070 SUPER(12GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB + HDD 2TB
水冷CPUクーラー・DVDドライブ標準搭載
電源:750W
338800円(税込)
レノボのRTX 4060 搭載動画編集向けパソコン
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8 カスタマイズモデル
CPU:Core i7-14700KFグラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB GDDR6
メモリ:16GB DDR5-5600MHz
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 512GB
180290円(税込)
ドスパラのRTX4060・4060Ti搭載動画編集用パソコン
raytrek スリープフリークス監修 DTMモデル
CPU:Core i7-14700Fグラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB
メモリ:32GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 2TB
204980円(税込)