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DAIV R4-I7G50WT-Bで動画編集・AI画像生成をレビュー&徹底検証するよ

※2024年9月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

DAIV R4-I7G50WT-B

2024年7月に発売したDAIV R4-I7G50WT-Bをマウスコンピューターに借りてレビューします。

DAIV R4-I7G50WT-Bは14インチのクリエイターノートでマウスコンピューターのホワイトカラー仕様ノートパソコンです。

一見可愛らしい外観のDAIV R4-I7G50WT-Bは、スペックは高く価格設定も抑えられ、とても魅力的なノートパソコンです。

ここではDAIV R4-I7G50WT-Bがクリエイティブ用途でどのぐらい威力を発揮するのか、動画編集・Stable Diffusion WebUIで徹底検証してみます。

DAIV R4-I7G50WT-Bの購入を検討している方はぜひご覧ください!

>>動画編集・Stable Diffusion WebUIの検証をすぐに見る

※DAIV R4はCPUを更新しリニューアルしました

DAIV R4-I7G50WT-B

CPU:インテル Core i7-13620H 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce RTX 4050 Laptop GPU 6GB 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 
液晶モニター:14型 フルHDノングレア液晶 

239800円 ⇒ 234800円(税込)

>>公式ページを見る


記事監修者

動画編集者・ビデオグラファー おーとふぉーかす

大阪で映像制作会社を経営する傍ら、BTOパソコンで動画編集を検証するブログ「動画編集パソコン速報」を管理しています。

2017年から年間20台以上、累計100台以上のパソコン検証を実施してレポートしてきました。

PC通販サイトとコラボで動画編集用パソコンの企画や限定クーポンの配布も実施しています。


DAIV R4-I7G50WT-BのAI画像生成と4K動画編集の様子を動画で分かるよう作成しました。

合わせてご視聴ください。

DAIV R4-I7G50WT-B を使ってみた感想

DAIV R4-I7G50WT-B

マウスコンピューターはここ数年で14インチノートを数多く取り揃えてきています。

一般的に14インチのノートパソコンは本体サイズの兼ね合いでビデオカードを搭載した製品が少ないのですが、DAIV R4-I7G50WT-Bはビデオメモリ6GBのGeForce RTX 4050を搭載しています。

詳しいスペックについては後述しますが、この構成で価格設定を間違えていないか?と思うほどのお買い得感があるノートパソコンです。

そのため画像や動画の編集、イラストの制作はもちろんのこと、AI画像生成といった新しいクリエイティブにも対応できるでしょう。

ホワイトカラーのノートパソコンって女子が好みそうですよね(偏見?)。

少数だと思いますが、【強つよスペック + カワイイ】ノートパソコンが欲しい方にはドンピシャなモデルではないでしょうか。

チェック!

マウスコンピューター公式サイト: DAIV R4-I7G50WT-B の購入者レビューを確認する

DAIV R4-I7G50WT-BのThunderbolt 4端子

またDAIV R4-I7G50WT-BはThunderbolt 4の接続端子を装備しています。

Thunderbolt 4はThunderbolt 3の次世代規格で、40Gbpsのデータ転送速度を実現できます。

実はThunderbolt 4は非常に便利な端子で、外付けSSDへデータ転送できるのはもちろんのこと、液晶ディスプレイへの映像出力やスマホの充電も可能です。

個人的におススメなのはThunderbolt 4対応のドックステーション(ハブ)を併用し、様々な機器とケーブル1本で接続することです。

Thunderbolt 4 ドックステーションを用いた周辺機器接続の例

外付けハードディスク、様々な周辺機器やカメラとの接続が必要になる動画編集や画像編集でも、ノートパソコンを持ち帰ってすぐにデスクトップPCと同じような環境にセットアップすることができるのです。

Thunderbolt 4対応ケーブルはお値段が少々高いのが難点ですが、USB4との互換性もあるのでとても便利ですよ。

ちなみにDAIV R4-I7G50WT-Bはこの他にもUSB Type-C端子が一つ備わっているので、従来のラップトップにはない優れた拡張性を備えています。

DAIV R4-I7G50WT-Bの長所と短所

DAIV R4-I7G50WT-B

DAIV R4-I7G50WT-BのCPUはPCIe Gen4のM.2 SSDを標準搭載で、PCの起動や動画編集の処理速度も良好です。

さりげなく最新規格のDDR5メモリを採用し、第13世代 Core i7-13620Hの性能を十分引き出しています。

クリエイティブに重要なグラフィックカード(ビデオカード)はGeForce RTX 4050 Laptop GPUのビデオメモリ 6GBモデルを登載し、Premiere ProやDaVinci Resolve Studioの推奨環境をクリアしています。

なおマウスコンピューターで14インチノートを選ぶ場合、よく似た構成のDAIV S4-I7G60SR-Cがありますが、価格面においてDAIV R4-I7G50WT-Bのほうが断然お買い得。

DAIV R4-I7G50WT-B / DAIV S4-I7G60SR-C 仕様比較

DAIV R4-I7G50WT-B DAIV S4-I7G60SR-C
CPU:Intel Core i7-13620H CPU:Intel Core Ultra 7 プロセッサー 155H
メモリ:16GB PC5-38400 DDR5 メモリ:16GB PC5-38400 DDR5
グラフィックス:GeForce GTX 4050 Laptop GPU グラフィックス:GeForce GTX 4060 Laptop GPU
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
重量:1.41kg 重量:1.76kg
厚さ:18.3mm 厚さ:19.93mm
価格:199,800円(税込) 価格:269,800円(税込)

※販売価格は2024年9月調べです

デザインが洗練されたDAIV S4シリーズと比べると、DAIV R4はやや厚みがあるのが短所とも言えますが、これは好みが分かれそう。

DAIV R4-I7G50WT-Bの右側面

なお、DAIV R4-I7G50WT-BはDolby Atmosという立体音響で音楽を視聴できる機能を標準搭載しています。

臨場感や没入感が向上しますので、ASMR系のコンテンツが好きな方やVRコンテンツを楽しみたい方にぴったりです。

Dolby AtmosはDAIV R4-I7G50WT-BにプリインストールされているDolby Accessで制御します。

Dolby Atmos 設定画面

ヘッドホンを使って立体音響で視聴する場合、ヘッドホンを接続後、Dolby Accessを起動してセットアップを行います。

ヘッドホンを抜き差しするたびに設定するのが少し面倒ですが、どのようなヘッドホンでも立体音響で視聴できるのでとても便利です。

オンライン会議でも聞き取りやすく、プライベートからビジネス、クリエイティブまで幅広い用途で使えるのがDAIV R4-I7G50WT-Bの魅力でしょう。

チェック!

マウスコンピューター公式サイト: DAIV R4-I7G50WT-B の購入者レビューを確認する

1DAIV R4-I7G50WT-BのCPU

DAIV R4-I7G50WT-BはインテルCPU 第13世代CPU Core i7-13620Hを登載しています。

第13世代 Core i7の最上位モデル Core i7-13700Hの一つ下のCPUで、10コア16スレッドです。

インテルのAI向けCPU「Core Ultra」も気になるところですが、ベンチマークスコアを比較するとCore i7-13620Hはほぼ同等のスコアです。

Intel i7-13700H / Ultra 7 155H / i7-13620H / Apple M3 8 比較 画像引用元:PassMark

PassMarkでベンチマークスコアを調べてみると、Core i7-13620HはMac M3チップ(8コア)と比べても高いスコアです。

先にレビューしたDAIV S4はビデオカード非搭載にもかかわらず、動画編集と画像生成AIで比較的快適な処理能力を持ってるのが分かりました。

今回レビューするDAIV R4-I7G50WT-Bは、同等性能のCPUとビデオカードを備えています。

エントリーモデルとは言えど、Premiere ProでGPUのハードウェアエンコーディングによる効果を得られるはずです。

そんなわけでDAIV R4-I7G50WT-BでAI画像生成や動画編集でどれぐらいの威力を発揮するのか検証が楽しみです。

>>動画編集の検証をすぐに確認する

2DAIV R4-I7G50WT-Bのグラフィックカード

DAIV R4-I7G50WT-Bのグラフィックス性能は先に解説した通り、CPU内蔵のUHD グラフィックスとGeForce RTX 4050 laptop GPUの併用となります。

GeForce RTX 4050 性能比較 参考:PassMark

DAIV R4-I7G50WT-Bに備わるGeForce RTX 4050 Laptop GPUはRTX 3050の後継でビデオメモリを強化したビデオカードです。

VRAM 6GB仕様となっています。

PassMarkのベンチマークスコアを確認すると、GeForce RTX 2060(デスクトップ用ビデオカード)のスコアを上回っております。

6GBのビデオメモリは、Premiere Proの推奨環境をクリアできるので、YouTubeの動画編集を挑戦したい方にはちょうど良い性能になるでしょう。

PCMARK10でDAIV R4-I7G50WT-Bのベンチマークを計測 画像拡大

BRAW Speed TestでDAIV R4-I7G50WT-Bのベンチマークを計測 画像拡大

PCMARK10でDAIV R4-I7G50WT-Bのベンチマークを計測してみると総合スコアは6873となりました。
その他のスコアは以下の通りです。

Digital Content Creation:9603
Photo Editing Score:12400
Rendering and Visualization Score:11568
Video Editing Score:6174

またDaVinci Resolve 18のBlackmagic RAW Speed TestでDAIV R4-I7G50WT-BのRAWデータ編集の適応度をベンチマークを計測してみました。

CPUは BRAW 12:1設定で6K50P・8K30Pまで対応でき、グラフィックス(CUDA)は画質設定次第で8K60Pまで対応できるという結果が出ています。

AI対応CPUを搭載したマウスコンピューター DAIV S4-I7G60SR-Cのスコアと比較すると、Blackmagic RAW Speed TestのスコアにおいてDAIV R4-I7G50WT-Bが上回っているのが興味深い結果となりました。

3DAIV R4-I7G50WT-Bのメモリとストレージ

DAIV R4-I7G50WT-B

DAIV R4-I7G50WT-Bのメモリは16GBでPremiere Proの推奨環境を備えています。
メモリーは最大64GBまでアップグレード出来るようになっています。

SSDは標準でGen 4対応のM.2 SSD(NVMe)で、購入時のカスタマイズでは読み書き速度6,700MB/s以上のSAMSUNG PM9A1やWD_BLACK SN850Xに変更することも可能です。

また、オプションでM.2 SSDを二基搭載することもできるので、ディスク管理次第でPremiere Proのパフォーマンスを向上することも可能です。

DAIV R4-I7G50WT-BのSSD読み書き速度

CrystalDiskMarkでDAIV R4-I7G50WT-B搭載のM.2 SSDの読み書き速度を調べてみました。

シーケンシャルリードは3,660MB/s、シーケンシャルライトは3,038MB/sという結果となりました。

またランダムリードは419MB/s、シーケンシャルライトは484MB/sとなっています。

動画編集用途では必要十分なスコアが出ています。

アップグレード対象のSSDを確認する

4DAIV R4-I7G50WT-Bの外観

DAIV R4-I7G50WT-Bの外観とインターフェース(接続端子)を確認しましょう。

インターフェース(接続端子)

DAIV R4-I7G50WT-Bの右側面

DAIV R4-I7G50WT-Bは右側面の左からThunderbolt 4、USB 3.0 Type-A、HDMI端子、電源ポートが備わっています。

DAIV R4-I7G50WT-Bの左側面

次にDAIVの左側面です。

左からUSB Type-C端子、USB Type-A端子、SDカードスロット、ヘッドセット端子を備えています。

DAIV R4-I7G50WT-Bの背面部 厚さは接地面から約24mm

DAIV R4-I7G50WT-Bの背面には接続端子なし。

DAIV R4-I7G50WT-Bの前面部

DAIV R4-I7G50WT-Bの厚さは接地面から計測すると約24mmです。

本体重量は1.41kgとなります。

DAIV R4-I7G50WT-BのACアダプター

付属の標準ACアダプターは414gとなります。

前モデルのDAIV R4-I7G50WT-Bは473gだったので、約60gほど軽量化しています。

液晶モニター

DAIV R4-I7G50WT-Bの液晶モニターのベゼル。ベゼル幅は上部8mm・左右5mm

DAIV R4-I7G50WT-Bの液晶モニターはIPSタイプのフルHD液晶モニターです。

液晶モニターの色域はsRGB比換算 約100%をカバーし、写真編集や動画編集、イラスト制作に最適な高色域パネルです。

ベゼル幅は左右5mmほど、上部は約8mm で200万画素のウェブカメラを搭載しています。

USB Type-CとThunderbolt 4を併用できるため、撮影データの移動とカラーマネージメントディスプレイへの映像外部出力をハブなしで同時に行うことができるので便利です。

さらにHDMIの出力端子もあるため、最大3台の液晶ディスプレイに4K解像度の映像を同時に出力することができます。

外出先ですぐに写真を納品するような場合も、DAIV R4-I7G50WT-Bなら標準のモニターの色再現性が良いので安心です。

DAIV R4-I7G50WT-Bの液晶モニターのリフレッシュレートは60.01の一択となります。

キーボード

DAIV R4-I7G50WT-Bのキー配列

DAIV R4-I7G50WT-Bのキーボードはテンキーなしです。
キーボードのキーはエッジのない丸みのあるタイプです。

DAIV R4-I7G50WT-Bのキーピッチは19mm

DAIV R4-I7G50WT-Bのキーピッチは19mmで標準的なキーボードです。

キーストロークは1.8mm。バックライトカラーはシンプルなホワイトで、暗所のキーボード入力も困りません。

DAIV R4-I7G50WT-BでStable Diffusion WebUIを検証

Stable Diffusion WebUI操作画面

DAIV R4-I7G50WT-BにStable Diffusion web UI Forgeをインストールして、AI画像生成を検証してみました。

DAIV R4-I7G50WT-Bに搭載しているGeForce RTX 4050 Laptop GPUは、はたしてStable Diffusionにどの程度対応できるのでしょうか。

Stable Diffusionの設定は以下になります。

model Beautiful Realistic Asians Sampling Steps 25
sampling method DPM++ 2M SDE Batch counnt 6
Width/Height 800/800 Batch size 1
prompt
(Masterpiece,Best Quality: 1.4),8k, photo realistic, Hi-Res, Glossy Skin, Super Detailed Skin, Detailed Beautiful Face, 1girl, solo, long hair, looking at viewer, smile, skirt, brown hair, shirt, jewelry, earrings, mole, black eyes, lips, pink shirt, realistic, kooo123,kooohayashi <lora:Hayashi_Yuka_v1:0.8>
Negative prompt
long neck, deformed anatomy, deformed fingers, censored, blurred, fat, deformed iris, deformed pupils, poorly drawn hands, poorly drawn eyes, poorly drawn face, mutation, fused fingers, simple background, worst quality, gross proportions, malformed limbs, missing arms, missing legs, anime, fused fingers, long neck, cloned face,paintings,sketches,(worst quality:2),(low quality:2),(normal quality:2),nude, lowres,normal quality, monochrome, long neck, grayscale, watermark, signature, amateurish, sloppy, ((skin spots)),skin blemishes, age spot , text, bad-hands-5 bad_prompt negative_hand-neg ng_deepnegative_v1_75t

モデルはCIVITAIのBeautiful Realistic Asians V7を利用しました。

Stable Diffusionは画像のサイズ(Width/Height)と枚数(Batch counntとBatch size)、フィードバック回数(Sampling Steps)の値によって出力に必要な時間が上下します。

Sampling Stepsの値が大きいほど精細なAIイラストになりますので、何度かテストしてみて「25」が品質と消費時間のバランスが良いと思いまして設定しています。

各値を小さくすればより早い時間で画像出力が完了するでしょう。

DAIV R4-I7G50WT-BによるStable Diffusion 画像出力に要した時間

この設定値で出力に要した時間は6枚の出力で1分48秒となりました。

AI向けCPUを搭載したDAIV S4-I7G60SR-Cと比べると少し長くかかりますが、それでもかなり早い方です。

DAIV R4-I7G50WT-BでStable Diffusion web UI Forgeの画像生成は十分実行可能です。

DAIV R4-I7G50WT-Bで動画編集を検証

DAIV R4-I7G50WT-Bと動画編集の検証で利用したLUMIX GH6

それではDAIV R4で動画編集を検証してみます。
Panasonic LUMIX GH6で撮影したデータを使用します。

それぞれの詳しい記録方式は以下になります。

使用した映像データ

✅LUMIX GH6:4K-UHD(3840×2160)59.94P 4:2:2 10bit(MOV)
✅LUMIX GH6:4K-UHD(3840×2160)29.97P 4:2:2 10bit(MOV)

データをすべてCドライブに保存してPremiere Proを使って動画編集をします。

環境設定 ⇒ メディア ⇒「H.264/HEVC ハードウェアによる高速デコーディング」にチェック、「Intel」と「Nvidia」にもチェックが入っていることを確認します。

またPremiere Proのプログラムモニターは常時「フル画質」を設定しています。

また、ACアダプターの有無でそれぞれ対応できる解像度やフレームレートの上限を探ります。

4K60P 422 10bit編集 ACアダプターあり

DAIV R4-I7G50WT-Bで4K60P 422 10bit 編集 画像を拡大

まずはDAIV R4-I7G50WT-BをACアダプターに接続して運用します。

GH6 で撮影できる最高画質のMOV LongGOP 4K59.94p 422 10bit 150Mbps HLGのデータをカット編集・テロップ・BGMを挿入してみます。

そしてタイムラインに調整レイヤーを追加してLumetri カラーで基本補正、クリエイティブを使ってカラーグレーディングを行います。

カット編集中のCPU使用率は68%前後を推移し、内蔵GPU(インテル Iris Xeグラフィックス)の使用率は18%前後を推移します。

GeForce RTX 4050は60%の使用率で推移しています。

メモリの消費量は13.4GB(85%)となっています。

コマ落ちインジケーターで4201フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを最初から最後まで再生したときに発生したコマ落ちは4201フレームとなりました。

ややコマ落ちはありますが、編集できない程ではありません。

DAIV R4-I7G50WT-BはGH6の4K60P 422 10bit(1トラック)でシンプルなカット編集・カラーグレーディングはなんとか出来るでしょう。

4K30P 422 10bit編集 ACアダプターあり

DAIV R4-I7G50WT-Bで4K30P 422 10bit 編集(ACあり) 画像を拡大

次にDAIV R4-I7G50WT-Bを先ほどと同じ環境で運用し、30フレームレートの撮影データで編集してみましょう。

LUMIX GH6で撮影した4K-UHD(3840×2160)29.97P 4:2:2 10bit(MOV)の素材を使います。

編集後のプレビューではCPUの使用率は80%前後で推移し、内蔵GPUは13%前後、GeForce RTX 4050は56%前後で推移します。

メモリの消費量は11.3GB(72%)となります。

コマ落ちインジケーターで5フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを再生して発生したコマ落ちフレームは5フレームとなり、かなり快適に再生できます。

気になるカクつきもほとんど発生しません。

DAIV R4-I7G50WT-BはACアダプターありの状態で4K30Pの1トラック動画編集が非常に快適に行えます。

4K30P 422 10bit編集 ACアダプターなし

DAIV R4-I7G50WT-Bで4K30P 422 10bit 編集 ACアダプターなし 画像を拡大

次にDAIV R4-I7G50WT-BをACアダプターを使わずに内蔵バッテリーで運用してみましょう。

使用する撮影素材は先ほどと同じ4K30P(29.97P)です。

プレビュー時のCPUの使用率は45%前後で推移し、内蔵GPUは12%前後、GeForce RTX 4050は11%前後で推移します。

メモリの消費量は9.8GBとなります。

CPU・GPUの使用率が減少し、省電源モードで動いているのがよく分かります。

コマ落ちインジケーターで4158フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを再生して発生したコマ落ちフレームは4158フレームとなり、コマ落ちが目立ちます。

ややカクつきが起きて編集の効率が落ちます。

DAIV R4-I7G50WT-BはACアダプターなしで動画編集する場合、4K30P 422 10bitが上限になると思います。

4K60P⇒4K60P書き出し

DAIV R4-I7G50WT-Bで4K60P 422 10bit 書き出し 画像を拡大

次にDAIV R4-I7G50WT-BとPremiere Proで書き出しテストを行います。

書き出したのは4K-UHD(3840×2160)59.94P 4:2:2 10bit(MOV)で編集したシーケンスです。

書き出し設定は4K60Pシーケンス(3分03秒)からH.264の4K(UHD 3840×2160)、ターゲットビットレートは50MbpsのVBR 1パス。

ソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングでそれぞれ書き出し時間を計測します。

書き出し時間はそれぞれ以下のようになりました。

4K60P 書き出し(3分03秒の動画)

ソフトウェアエンコーディング 10分56秒
ハードウェアエンコーディング 8分33秒

ソフトウェアエンコーディング時

ハードウェアエンコーディング時

書き出し時のCPUやGPUの使用率もチェックしてみました。
ソフトウェアエンコーディングではCPUの使用率が89%前後で推移し、内蔵GPUは5%前後で推移し、GeForce RTX 4050 6GBが3%で推移します。

続いてハードウェアエンコーディングではCPUの使用率が19%前後で推移し、内蔵GPUは8%前後、GeForce RTX 4050 6GBが55%で推移します。
書き出し時間はハードウェアエンコーディングの方が速く完了します。

DAIV R4-I7G50WT-Bの4K60P⇒4K60P書き出しはソフトウェアエンコーディング・ハードウェアエンコーディングともに動画の尺の倍以上の時間を要しました。

動画のエンコーディング性能はやや低いかもしれません。

Premiere Proが今後のバージョンアップでGeForce RTX 4050のハードウェアエンコーディングの向上を図ってくれることを期待しましょう。

DAIV R4-I7G50WT-Bの検証結果 まとめ

DAIV R4-I7G50WT-B

DAIV R4-I7G50WT-Bによる動画編集・Stable Diffusion WebUIの画像生成を検証してみた結果、DAIV R4-I7G50WT-Bは価格十分の性能を発揮するのが分かりました。

Premiere Proによる4K動画編集において、書き出し時間(エンコーディング)は若干必要とするものの、ACアダプター使用環境下で編集中の快適性は良好です。

こんな方におすすめ

✅ホワイトカラーのノートPCがほしい
✅ビデオカード搭載モデルをなるべく低価格で欲しい
✅持ち運びやすい14インチが第一候補

DAIV R4-I7G50WT-Bは以上の要望でノートパソコンを探している方に超オススメです。

※DAIV R4はCPUを更新しリニューアルしました

DAIV R4-I7G50WT-B

CPU:インテル Core i7-13620H 
メモリ:32GB PC5-38400 
グラフィックス:GeForce RTX 4050 Laptop GPU 6GB 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 
液晶モニター:14型 フルHDノングレア液晶 

239800円 ⇒ 234800円(税込)

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