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Ryzen 7 7840HS搭載ノートで動画編集・PalWorldを検証 NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aレビュー

※2024年4月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのスペック

マウスコンピューターの低価格ゲーミングPCブランド「NEXTGEAR」のRyzen 7 CPU搭載モデル「NEXTGEAR J6-A7G60GN-A」の実機をお借りしてレビューします。

NEXTGEARはAMDのCPUを採用し、性能の良いビデオカードを搭載したゲーミングPCブランドです。

NEXTGEARシリーズは10万円前半から手に入れることができるため、これからゲームや動画編集に取り組みたい方はぜひチェックしておきたいところです。

今回実機検証するNEXTGEAR J6-A7G60GN-AはGeForce RTX 4060のビデオカードを搭載した、NEXTGEARのノートパソコンのハイエンドモデルです。

ここではNEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPalWorldや動画編集の検証をしてみましょう。

>>PalWorldと動画編集の検証をすぐに見たい方はコチラ

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

CPU:AMD Ryzen 7 7840HS
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU 8GB
メモリ:32GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB Gen4
液晶モニター:16型 WUXGA(1920×1200)ノングレア

189800円(税込)

>>公式ページを見る

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aを使ってPalWorldのゲームプレイ・Stable DiffusionによるAI画像生成・4K動画編集の検証を動画で収録しました。

短時間で確認したい方はぜひ参考までにご視聴ください。

記事監修者

動画編集者・ビデオグラファー おーとふぉーかす

大阪で映像制作会社を経営する傍ら、BTOパソコンで動画編集を検証するブログ「動画編集パソコン速報」を管理しています。

2017年から年間20台以上、累計100台以上のパソコン検証を実施してレポートしてきました。

PC通販サイトとコラボで動画編集用パソコンの企画や限定クーポンの配布も実施しています。



メルマガ・ウェブメディア限定紹介 Mouse シークレットモデル

マウスコンピューターは公式通販サイトに掲載していないシークレットモデルがあります。

ウェブメディア限定紹介なので、マウスコンピューターのパソコン購入を検討している方は是非一度チェックしておきましょう。

>>マウスコンピューターのシークレットモデルを確認する

※当サイトはMouse様より特別に許可を頂いてシークレット価格のページを紹介しています

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aを使ってみた感想

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aを使ってみた感想です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AはACアダプター接続環境で4K60Pの動画編集、PCゲームが非常に快適にできるノートパソコンです。

PalWorldの検証では120FPSによる滑らかな映像でゲームをプレイすることが出来ました。

AI画像生成のパフォーマンスも非常に優れており、Stable Diffusionを用いたAI画像生成も生成速度は非常に速いです。(ちょっとした裏技を使いましたが)

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは次世代のクリエイティブ環境にも十分適応できる性能を持っているでしょう。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのボディカラー

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは独特の本体カラーでブルーとグリーンの間のような色合いです。

光沢がありメタリックな質感となっています。手触りにざらつきはありません。

マウスコンピューターがSNSによる独自アンケートで選ばれたカラーだそうで、販売ページを見ると他メーカーでは見られない色合いなので驚きますが、実機を見ると以外にもしっくりとくる雰囲気です。

ノートパソコンの外観に目を引くカッコよさを求める傾向があるゲームユーザーに人気が出そうな唯一無二の外観になっています。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのACアダプター

ACアダプターの重さは676gと決して軽い方ではありませんが、最新のビデオカード(GeForce RTX 4060)を搭載した16インチノートパソコンと考えるとやむを得ないと思います。

この他にもNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのメリットについて端的に挙げてみましょう。

主な特徴と使用感

1. LUMIX GH6で撮る4K60Pの動画編集が快適(ACアダプター使用時)
2. Stable Diffusionの検証済。書き出し速い
3. リフレッシュレートは最大165Hzで画面は大きい。ゲーム用途で十分
4. 他社BTOの同等スペックと比較しても安価

ノートPCでゲームをする場合、デスクトップ用の液晶モニターに外部出力する方が多いかもしれませんが、16インチ(1920×1200)の液晶パネルでゲームをしても十分満足できます。

他人が持っていないようなカッコいいゲーミングノートPCが欲しい方にNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aはピッタリでしょう。

J6-A7G60GN-Aのユーザーレビューを見る

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの仕様

左:G-Tune P5-I7G60BK-A 右:NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

マウスコンピューターではゲーミングPCブランドにG-Tuneがあります。

G-TuneシリーズではインテルCPUとAMD CPUのどちらかを選べますが、NEXTGEARシリーズはAMD CPUのみ。そしてオンライン販売限定です。

例えばNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aと全く同じビデオカード「GeForce RTX 4060 LaptopGPU」を搭載し、CPU以外のスペックが全く同じ製品にG-Tune P5-I7G60BK-Aがあります。

横並びで比べてみるとNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのほうがやや画面(サイズ)が大きくなっているのが分かります。

NEXTGEARとG-Tuneの大きな違いは液晶モニターのサイズと重量で、NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは16インチのWUXGA(1920×1200)の液晶ディスプレイになっているのが特長です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AとG-Tune P5-I7G60BK-Aの仕様比較

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A G-Tune P5-I7G60BK-A
AMD Ryzen 7 7840HS(8コア16スレッド)
32GBメモリ DDR5-4800
GeForce RTX 4060 LaptopGPU 8GB
M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
16インチノングレア WUXGA液晶
リフレッシュレート 165Hz / 60Hz
重量 2.29kg
ACアダプター重量 0.67kg
価格を確認する
インテル Core i7-12650H(10コア16スレッド)
32GBメモリ DDR5-4800
GeForce RTX 4060LaptopGPU 8GB
M.2 SSD NVMe Gen4 1TB
15.6インチノングレア フルHD液晶
リフレッシュレート 144Hz / 60Hz
重量 2.10kg
ACアダプター重量 0.61kg
価格を確認する

ノートPC本体とACアダプターを合わせた重量はNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのほうが重く、G-Tune P5-I7G60BK-Aのほうが持ち運びの面で優れています。

一方で、液晶モニターの性能はG-Tuneが最高リフレッシュレート 144Hzに対してNEXTGEARは165Hzとなっており、高リフレッシュレートでゲームプレイしたい方はNEXTGEARがお勧めです。

ここで例に挙げたNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは18.9万円で、G-Tune P5-I7G60BK-Aは19.9万円。

AMD Ryzen 7 7840HS / Core i7-12650H / Apple M2 Pro 12 Core 3480 MHzコア 性能比較 参考:PassMark

CPUのベンチマークスコアではAMD Ryzen 7 7840HSのほうがスコア値が高く、Apple M2 Pro 12コアも凌いでいます。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは他社製品に比べると販売価格に優位性があります。

16インチのモニターと、ビデオメモリ8GBの高性能グラフィックカード GeForce RTX 4060を搭載し、最新規格(DDR5)メモリと容量十分の1TB M.2 SSD Gen 4を採用しスキのない構成。

動画編集やゲームをノートPCでやりたい方にはこれほどコスパの良いスペックは他を探しても見つけるのが難しいでしょう。

>>NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのユーザーレビューを確認する

1NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのCPUはMac M2 Pro 12コアを超える性能

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの外観

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのCPUはAMD Ryzen 7 7840HSで8コア16スレッド、内蔵GPUにAMD Radeon 780M グラフィックスが備わっています。

ターボブースト時の最大周波数は5.10GHzでCPUキャッシュ(L3キャッシュ)は16MB。最大メモリサイズは64GBまで対応しています。

AMD Ryzen 7 7840HS  / Apple M2・M3 Pro / Core i9-13900H ベンチマークスコア比較 参考:PassMark

AMD Ryzen 7 7840HSのベンチマークスコアはApple M2・M3と比較しても優れており、インテル Core i9-13900Hとほぼ互角。

AMD Ryzen 7 7840HS  / Apple M2・M3 Pro / Core i9-13900H 1スレッド性能比較 参考:PassMark

シングルスレッド性能においてはM3 Pro 12コアが優勢で、Ryzen 7 7840HSのスコアはやや劣ります。

ただし16インチのM3チップ搭載 Macbook Proの販売価格が454,800円であることを考えると、NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの価格はその半分程度済みます。

2NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの RTX 4060のベンチマークスコア

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのグラフィックカードはGeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載しています。

2023年に入り、GeForce RTXシリーズは40XX番台となって映像処理能力がさらに向上しています。

GeForce RTX 4060 Laptop GPU 性能比較 参考:PassMark

PassMarkで確認したベンチマークスコアではデスクトップ用グラフィックカードのGeForce RTX 1080 Tiとほぼ互角で、GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPUとも互角です。

RTXはGTXシリーズにTensorコアとRTコアが追加されたグラフィックカードで、10bit 映像出力にも対応しています。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUはデスクトップ用ハイエンドグラフィックカードにも匹敵する性能を持ち、クリエイティブやゲーム用途でもその威力が期待できます。

PCMARK10でベンチマークスコアを計測 画像拡大

Blackmagic RAW Speed Testでベンチマークを計測 画像拡大

PCMARK10でベンチマークを計測してると総合スコアは7577、写真編集のスコアは15978、レンダリングスコアは14066、ビデオ編集スコアは6726となっています。

Digital Content Creation:11476
Photo Editing Score:15978
Rendering and Visualization Score:14066
Video Editing Score:6726

DaVinci Resolveのベンチマークソフト「Blackmagic RAW Speed Test」ではCPUが8K30Pまで対応でき、GPUについては8K60Pにも対応できるようです。

3DMARK Time Spyでスコアを計測 画像拡大

3DMARK CPU Profileでスコアを計測 画像拡大

3D MARKによるベンチマークスコアも計測しています。

3NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのメモリとストレージ

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aはメモリ容量が32GBで、マウスコンピューター通販サイトで購入する場合は最大64GBまで増設できるようになっています。

最新規格のDDR5を標準搭載したNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの動画編集におけるパフォーマンスは期待大です。

また、NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのストレージは標準で1TB。しかもPCIe 4.0(NVMe Gen 4)のM.2 SSDです。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのSSD 読み書き速度

CrystalDiskMarkでNEXTGEAR J6-A7G60GN-AのM.2 SSDの読み書き速度を調べてみました。

シーケンシャルリード(読込)は5,248MB/s、シーケンシャルライト(書込み)は4,645MB/sという結果となりました。

さらにランダムリードは413MB/s、ランダムライトは388MB/sでWindowsの起動も早いです。

マウスコンピューター公式通販サイトのNEXTGEAR J6-A7G60GN-A BTOカスタマイズ 追加SSD

マウスコンピューター通販サイトのカスタマイズではSSDの追加項目があります。

追加のSSDもM.2 SSD NVMe Gen4が選べるので、起動ディスクと同等の読み書き性能の保存ディスクを追加することができます。

動画編集では起動ディスクと編集データを保存するディスクを別々のM.2 SSDで分けることで動画編集の快適さが増します。

また2ndストレージを追加する場合はメインのストレージと同等以上のM.2 SSDを使うのをおススメします。

>>NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのBTOカスタマイズページを確認する

4NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの外観とインターフェース

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの外観とインターフェース(接続端子)をチェックします。

インターフェース(接続端子)

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの右側面

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは右側面左からSDカードリーダー、USB3.0 Type-A端子が二つ備わっています。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの通気口

やや分厚いボディのコーナーには通気口が備わり、内部の熱を外に効率よく逃がすことができる設計になっています。

重量級のゲームや高画質の動画編集をする際に内部の温度が上昇するとCPUのパフォーマンスが落ちる恐れがあるので冷却性能の高さは非常に重要です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの背面部

そして背面部にはMini DisplayPortが一つ、USB 3.1 Type-C端子が一つ、HDMI端子が一つ、LANポートが一つと電源ポートが並んでいます。

残念ながらUSB端子は映像出力非対応ですが、本体と同時に2つの画面に映像出力可能です。

外部ディスプレイにゲームの映像を出力しつつ、配信スイッチャーに接続してピクチャーインピクチャーやクロマキーなど高クオリティな映像でライブ配信(ゲーム実況中継)が可能です。

LANポートが備わっているので、安定した有線インターネット環境で遅延のないゲームプレイや配信ができるでしょう。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの左側面

左側面は左からセキュリティスロット(ケンジントンロック)、USB2.0 Type-A端子とマイク入力・ヘッドホン出力端子が備わっています。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A 前部の厚さは約2.6cm

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのサイズは35.8cm(幅)×26.8cm(奥行き)で前部が接地面から2.6cm、背面は3.6cmの厚さになります。

バッテリーの持ち時間は製品仕様の記載で6時間となっています。

J6-A7G60GN-Aのユーザーレビューを見る

液晶ディスプレイ

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの液晶モニター

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの液晶モニターは16型のWUXGA液晶(1920×1200ドット表示)です。

ウェブカメラの画素数は100万画素、ベゼル上部の幅は約1.3cmで他のノートパソコンに比べてもかなりの大画面でゲームを楽しめます。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの液晶モニターの映り込み

液晶パネルの種類はノングレア(非光沢)タイプで照明の反射や写り込みもなく目に優しい仕様です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの液晶モニター下部のベゼル

一方、モニター下部のベゼルは約2.5cmほどあります。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのリフレッシュレート選択

液晶ディスプレイのリフレッシュレート設定は165Hzと60Hzの二択で、高リフレッシュレートで楽しみたいFPSゲームにも十分対応できます。

また、省電力の60Hzに設定できるのも大きなメリットです。

リフレッシュレートよりも高画質を楽しみたい場合は60Hzに設定すると良いでしょう。

キーボード

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのキー配列

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのキーボードはテンキー付きの日本語配列キーボードで、右上に電源ボタンがあり、その横には本体のパワーモードを変更できるボタンも備わっています。

静音・バランス・パフォーマンスの3段階で電力効率を変更可能です。

ACアダプターを接続して使う場合はパフォーマンスモード、屋外で充電できない場合は静音モードで使うと良いでしょう。

パワーモードの変更はプリインストールのMouse Control Centerで切り替えでき、その上で物理ボタンも備わっているので便利です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのキーピッチ

キーピッチは19mmで、標準的なキーサイズです。

ただしテンキー側にEnterキーがなく、数値入力の頻度が多い方は最初戸惑うかもしれません。

DELキーとBackspaceキーが縦に並んでいるので、使いやすいキー配置です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのnキーロールオーバー対応キーボード

さらにNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのキーボードはゲーム用途に使いやすくするために「nキーロールオーバー」に対応しています。

複数のキーボードを同時押しで、両方のキーが反応するのでスピーディなキーボード操作を行うFPSゲームで操作性が向上します。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのキーを押した状態

キーストロークは約1.4mmです。

キーボードのバックライトカラーやエフェクトもMouse Control Centerで自由に変更可能です。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPalWorldをプレイ

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPalWorldをプレイ

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aで初のPalWorldをプレイしてみました。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AにはACアダプターを接続して使います。

PalWorldをプレイ中のAfterburnerによるNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの負荷

ゲームプレイ中のPC負荷やフレームレートを確認するのに便利なMSI AfterBurnerを使ってPalWorldをプレイ中の状態を確認します。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの液晶モニターのフレームレートは165Hzに設定しています。

PaWorldのグラフィック設定は最大FPSを「無制限」に、モーションブラーは「ON」、DLSSは「パフォーマンス」に設定しています。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUのVRAM使用量は約4GBとなり、リフレッシュレート(FPS)は120Hz前後で推移します。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPalWorldは非常に滑らかな映像でプレイできますね。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aで画像生成AI Stable Diffusionを実施

Stable Diffusion WebUI Forge 操作画面

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AにStable Diffusion web UI ForgeをインストールしてAIによる画像生成を検証してみました。

Stable Diffusion web UI ForgeはAUTOMATIC1111の改良版で、標準的なVRAM容量(6~8GB)で生成速度を高速化できます。

参考:「Stable Diffusion WebUI Forge」登場!|PC Watch

特にノートパソコンのビデオカード(今回はGeForce RTX 4060 Laptop GPU)はデスクトップのGPUに比べて性能が抑えられているため、Stable Diffusion web UI Forgeが非常に効果があることが分かりました。

今回のStable Diffusionの設定は以下になります。

model Beautiful Realistic Asians V7 Sampling Steps 30
sampling method DPM++ 2M SDE Karras Batch counnt 6
Width/Height 800/800 Batch size 1
prompt
(kawaii:1), best quality, highres,8k, intricate, elegant, highly detailed,dynamic lighting,(blurry background:1),(half updo:1),(blunt bangs:1),(sidelocks:1),LargeBreasts ,(HALF body:1.2),film grain and Fujifilm XT3,(A flash photography photo) of (a 20 year old cute Japanese woman:1.25),standing and wearing high heel shoes, and outdoor and dark and night public,((wearing silk tight golden sexy stripless dress )),BLACK LONG BANG blonde hair, sad,((BANG hair:1.2)), natural extra large breast,nsfw,<lora:OnALeash-v2:0.6>,(night:1.2) ,
Negative prompt
paintings, sketches, (worst quality:2), (low quality:2), (normal quality:2), lowres, normal quality, ((monochrome)), ((grayscale)), skin spots, acnes, skin blemishes, age spot, (outdoor:1.6), manboobs, backlight,(ugly:1.331), (duplicate:1.331), (morbid:1.21), (mutilated:1.21), (tranny:1.331), mutated hands, (poorly drawn hands:1.331), blurry, (bad anatomy:1.21), (bad proportions:1.331), extra limbs, (disfigured:1.331), (more than 2 nipples:1.331), (missing arms:1.331), (extra legs:1.331), (fused fingers:1.61051), (too many fingers:1.61051), (unclear eyes:1.331), bad hands, missing fingers, extra digit, (futa:1.1), bad body, NG_DeepNegative_V1_75T,pubic hair, glans,bad anatomy, ng_deepnegative_v1_75t, (low quality, worst quality:2.0),
(signature, watermark, username, artist name, text, stamp, title, subtitle:1.4),
(extra fingers, extra toes:1.4),(ribbon:1.3),(manicure:1.3),

モデルはCIVITAIのBeautiful Realistic Asians V7を利用しています。

プロンプトや設定はBeautiful Realistic Asians V7のサンプルを使用しています。

Stable Diffusionは画像のサイズ(Width/Height)と枚数(Batch countとBatch size)、フィードバック回数(Sampling Steps)の値によって出力に必要な時間が上下します。

これまでAUTOMATIC1111で上記のような設定の画像出力をすると、GeForce RTX 4060 Laptop GPUを搭載するノートパソコンでも数分は必要でした。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AによるStable Diffusion web UI Forgeの画像出力に要した時間

しかし、Stable Diffusion web UI ForgeでAI画像生成を行うとわずか1枚9秒、6枚57秒程度で生成が完了しています。

AUTOMATIC1111に比べると驚異的なスピードです。

生成している様子は記事冒頭で紹介した動画の中でも紹介しているので、気になる方は視聴してみてください。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AでAI画像生成をやってみようと思っている方はぜひStable Diffusion web UI Forgeを使いましょう。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPremierePro動画編集を検証

動画編集の検証で利用したLUMIX GH6

それではNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aによるミラーレス一眼カメラの撮影データで動画編集を検証してみます。
カメラはPanasonic LUMIX GH6で、記録方式は4K60P 422 10bitを選びます。

検証内容

✅LUMIX GH6 4K60P動画編集(MOV LongGOP 4K59.94p 422 10bit 200Mbps HLG)AC電源あり
✅LUMIX GH6 4K60P動画編集(MOV LongGOP 4K59.94p 422 10bit 200Mbps HLG)AC電源なし

Panasonic LUMIX GH6は422 10bitの4K映像が撮れるミラーレス一眼カメラで、色成分が間引かれておらずカラーグレーディングに最適なリッチデータで記録することができます。

その分パソコンに対する負荷が大きくなりますが、NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aではどうでしょうか。

今回はPCのパフォーマンスが落ちるACアダプターを使用しない状態での動画編集もあわせて検証しています。

4K60P AC電源あり

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aで4K60P 422 10bit AC電源あり 画像を拡大

まずはNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aで4K60P 422 10bitの動画編集をAC電源ありの状態で実施してみましょう。

LUMIX GH6ではMOV LongGOP 4K60P 422 10bit 200Mbps HLGで撮影できるので、この映像データを使ってカット編集・テロップ・BGMを挿入してみます。

また、合わせてカラーグレーディングを実施します。

タイムラインに調整レイヤーを追加してLumetri カラーで基本補正、クリエイティブを使ってカラーグレーディングを行います。

再生中のCPU使用率は50~60%前後を安定して推移し、内蔵GPU(インテル Iris Xe グラフィックス)の使用率は9%前後を推移します。

GeForce RTX 4060は75%前後を推移してします。

メモリの消費量は32GBのうち23.8GB(76%)です。

コマ落ちインジケーターで27フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスをフル画質設定で最初から最後まで再生して発生するコマ落ちは27フレームとなりました。

4K60P 422 10bitの1トラックカット編集・カラーグレーディングはAC電源ありの状態で比較的快適に動作します。

上の動画はNEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPremiere Proの編集中の様子を録画したものです。

再生ヘッドを動かすとやや遅れているのが分かりますが、倍速なしのプレビューではコマ落ちが少ないのが分かります。

4K60P AC電源なし

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aで4K60P 422 10bit AC電源なし 画像を拡大

次にLUMIX GH6で撮影した4K60P 422 10bit 200Mbps HLGの素材を使ってAC電源なしの状態で編集してみましょう。

Control Centerで電源はパフォーマンスモードに切り替えて運用します。

CPUの使用率は36%前後の数値で推移し、内蔵GPUは6%前後を推移します。

GeForce RTX 4060は1~2%前後を推移しています。

メモリの消費量は15.2GB(49%)となりました。

AC電源がない状態ではCPU・GPUの稼働率、メモリ消費量が低下し、PCの負荷が随分減少しています。

しかしフルに機能しておらず、プレビュー時のコマ落ち・カクツキは激増します。

コマ落ちインジケーターで10668フレームのコマ落ち

3分03秒のシーケンスを再生して発生したコマ落ちフレームは10668フレームとなります。

再生時にもカクつきは目立ち、再生ヘッドを動かすと映像が止まっております。かなりストレスを感じるはずです。

4K60P⇒4K60P書き出し

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aで4K60P 422 10bit 書き出し 画像を拡大

次にNEXTGEAR J6-A7G60GN-AとPremiere Proで書き出しテストを実施します。

書き出したのはMOV LongGOP 4K59.94p 422 10bit 200Mbps HLGで編集したシーケンスです。

書き出し設定は4K60Pシーケンス(3分03秒)からH.264の4K(UHD 3840×2160)、ターゲットビットレートは50MbpsのVBR 1パス。

ソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディングでそれぞれ書き出し時間を計測します。

書き出し時間はそれぞれ以下のようになりました。

4K60P 書き出し(3分03秒の動画)

ソフトウェアエンコーディング 7分45秒
ハードウェアエンコーディング 3分02秒

ソフトウェアエンコーディング時

ハードウェアエンコーディング時

書き出し時のCPUやGPUの使用率もチェックしてみました。
ソフトウェアエンコーディングではCPUの使用率が87%前後で推移し、内蔵GPUは4%前後で推移します。

GeForce RTX 4060の使用率は0%で全く働いていません。

続いてハードウェアエンコーディングではCPUの使用率が40%前後で推移し、内蔵GPUは2%前後、GeForce RTX 4060の使用率は98%前後の高い数値で推移します。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aのハードウェアエンコーディングでは内蔵GPUの代わりに、GeForce RTX 4060がしっかりCPUを支援しています。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの4K⇒4K書き出しはハードウェアエンコーディングで動画の尺とほぼ同じ程度、ソフトウェアエンコーディングで尺の2倍以上かかります。

ノートパソコンでもこのぐらいの時間で書き出し出来るなら、時間を待てる方はデスクトップPCに移し替えなくてもノートPCだけで完結できるかもしれません。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aの長所と短所

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

今回NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aを使ってみて、動画編集からゲームプレイ、AI画像生成まで非常に快適に動作するノート型パソコンであることが分かりました。

久しぶりにAMD CPU搭載のノートパソコンを使ったのですが、Ryzen 7 7840HSの性能はさすが!といったところです。

GeForce RTX 4060 Laptop GPUはPremiere Proによる4K 422 10bit(MOV LongGOP)のデコーディング・エンコーディング時に十分なパフォーマンスを発揮しています。

性能重視の場合ACアダプターの利用が必須となりますが、このサイズ・スペックのノートパソコンを使う方は当然ACアダプターありきで使うことを考えているでしょうからさほど問題ないかもしれません。

一方で薄型であるがゆえに、LANポートが標準装備でHDMI/DisplayPortもあるので、安定したネットワーク環境で大画面の液晶ディスプレイに外部出力してゲームを楽しみたい、動画編集をやりたい方にはピッタリです。

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AのNahimic

あと余談ですが、NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは標準インストールされているNahimicのバーチャルサラウンド技術を実行することで、内蔵スピーカーの音質が非常に良くなります。

音楽や映画、ゲームやチャットなど用途に合わせて音質を改善してくれるので便利です。

まとめ NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aはこんな人におすすめ

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

NEXTGEAR J6-A7G60GN-Aは、動画編集、AI画像生成、ゲームプレイなど、多岐にわたって高い性能を発揮します。

ゲーミングPCならではの拡張性と高いスペックに、ひと際目立つデザインのボディで所有感を満たしてくれるのは間違いなし。

こんな人にオススメ

✅高スペック・カッコよさをノートパソコンに求める方
✅ゲーム・動画編集(配信)・AIクリエイティブをノートPCでも妥協したくない方
✅有線LAN接続でガッツリPCゲームをプレイしたい方

NEXTGEAR J6-A7G60GN-AでPremiere Proの4K動画編集やStable Diffusion web UIによるイラスト生成もサクサク快適です。

クリエイティブとゲームを両方楽しみたい方はNEXTGEAR J6-A7G60GN-Aがおススメです!

NEXTGEAR J6-A7G60GN-A

CPU:AMD Ryzen 7 7840HS
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4060 Laptop GPU 8GB
メモリ:32GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB Gen4
液晶モニター:16型 WUXGA(1920×1200)ノングレア

189800円(税込)

>>公式ページを見る

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