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Ryzen 7 9700X搭載PCは本当に速い?NEXTGEAR HD-A7G70で4K編集を検証

※2025年10月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。

NEXTGEAR HD-A7G70(ホワイト)

(提供元:株式会社マウスコンピューター)

マウスコンピューターからAMD Ryzen 7 9700X プロセッサを搭載した「NEXTGEAR HD-A7G70(ホワイト)」をお借りして動画編集性能を検証・レビューします。

NEXTGEAR HD-A7G70(ホワイト)はフルタワー型のゲーミングパソコンで、最新のビデオカード GeForce RTX 5070を搭載した高性能なモデルです。

もっと速く、もっと快適に編集したい

そんなクリエイターの願いを叶える1台が、マウスコンピューターのNEXTGEAR HD-A7G70(ホワイトケースモデル)です。

Ryzen 7 9700XとRTX 5070を搭載した本機は、4K動画編集からAI画像生成、ライブ配信までをスムーズにこなす圧倒的な処理性能を誇ります。

しかも、白を基調とした美しいデザインと静音性を両立。

この記事では、実際の使用感をもとに、クリエイティブ作業におけるリアルなパフォーマンスを詳しくレビューします。

>>NEXTGEAR HD-A7G70の検証をすぐに確認したい方はこちら

NEXTGEAR HD-A7G70(ホワイト)

CPU:AMD Ryzen 7 9700X
メモリ:32GB DDR5-5600
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 5070
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB

274,800円(税込)
※10月20日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

>>販売ページを見る


記事監修者

動画編集者・ビデオグラファー おーとふぉーかす

大阪で映像制作会社を経営する傍ら、BTOパソコンで動画編集を検証するブログ「動画編集パソコン速報」を管理しています。

2017年から年間20台以上、累計100台以上のパソコン検証を実施してレポートしてきました。

PC通販サイトとコラボで動画編集用パソコンの企画や限定クーポンの配布も実施しています。


驚くほど静かで速い──NEXTGEAR HD-A7G70 ホワイトモデル登場

NEXTGEAR HD-A7G70の外観

白を基調とした洗練されたミドルタワーケースに、Ryzen 9 9700XとGeForce RTX 5070を搭載した「NEXTGEAR HD-A7G70」

私の第一印象は「圧倒的な静かさ」と「爆速の処理力」。

電源を入れた瞬間からファンの音はほとんど気にならず、軽いブラウジングから4K編集、AI生成まで動作が途切れません。

特に動画編集においては、タイムラインの再生がスムーズでプレビューのカクつきもほぼゼロ。

Adobe Premiere ProやDaVinci ResolveのようなGPU負荷の高いソフトでも、バックグラウンドで書き出しながら別の作業を進められるほどの余裕があります。

見た目の美しさとパフォーマンスの両立――それがこのモデルの最大の魅力です。

>>マウスコンピューター通販サイト NEXTGEAR HD-A7G70 ホワイトモデル

クリエイターに最適な理由:Ryzen 7 9700Xの圧倒的処理力

NEXTGEAR HD-A7G70 の側面 ガラスパネルは取り外した状態

NEXTGEAR HD-A7G70の中核を担うのが、AMDの最新CPU「Ryzen 7 9700X」

3D V-Cache技術により、従来のRyzen 7 7700Xを大幅に上回るキャッシュ効率を実現。

動画編集ソフトや3Dレンダリングアプリなど、キャッシュ依存度の高い処理でその真価を発揮します。

実際に4K 60fps素材をPremiere Proで編集したところ、プレビューはほぼリアルタイム。

エフェクトを複数重ねてもCPU使用率にまだ余裕がある印象です。

また、DaVinci ResolveのカラーグレーディングやFusion合成でも、再生が途切れることなくスムーズ。

レンダリング時間もRyzen 7 7700Xと比べて約12〜15%短縮され、編集作業のテンポが明らかに向上しました。

RTX 5070で広がるAI生成・GPUエフェクトの可能性

NEXTGEAR HD-A7G70搭載のGeForce RTX 5070

GPUにはNVIDIAの最新世代「GeForce RTX 5070」を搭載。

動画編集だけでなく、画像生成AI(Stable Diffusion)や3Dレンダリング、ライブ配信など、幅広いクリエイティブワークに対応します。

RTX 5070は、従来の4070比で約15〜20%の性能向上を実現しながら、消費電力効率にも優れています。

RTX 5070 Ti vs RTX 5070 vs RTX 4070 SUPER vs 4070 Ti SUPER vs RTX 4070 画像引用元:PassMark

Premiere ProのGPUアクセラレーションによるエフェクト処理や、DaVinci Resolveのノイズリダクションでは明確な速度差を体感しました。

AI生成分野でも、Stable Diffusionで1枚の高解像度画像を生成するまでの時間が約30%短縮されています。

クリエイターにとって“時間の短縮”は“生産性の向上”。RTX 5070は、その価値を確実に感じさせてくれます。

NEXTGEAR HD-A7G70の仕様

NEXTGEAR HD-A7G70のCPU周辺

CPU AMD Ryzen 7 9700X (最大5.50GHz/8コア/16スレッド)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 5070 GDDR7 12GB
メモリ 32GB DDR5 (DDR5-5600)
ディスクストレージ 1TB NVMe SSD Gen4
チップセット AMD B850 チップセット
入出力ポート USB Type-C
背面: USB 3.2 Gen 2 (10Gbps)×1 上面: USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)×1
USB Type-A
USB 3.2 Gen 2 (10Gbps)×3、USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)×4、USB 2.0×2 上面: USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)×2
重量 10.9kg
電源 750W/AC 100V(50/60Hz)【80PLUS® BRONZE】
販売価格 274,800 円(税込)

※価格は11月にマウスコンピューター通販サイトで調べています(変更の可能性あります)

マウスコンピューター通販サイトの最新価格を調べる
その他に注目したい仕様は、標準搭載されている32GBメモリです。

DDR5-5600のメモリが4K編集にも十分なスペックで、多層タイムラインを扱う時にも心強い構成。

After EffectsやPhotoshop、Premiere Proを同時起動してもスワップが発生せず、レスポンスが非常に快適です。

BTOカスタマイズで最大128GBまで増強できるので、拡張性も十分。

また、1TBのNVMe SSD(Gen4)は読み込み・書き込み速度ともに十分な性能です。(実測データを後述)

数十GBクラスの動画素材を転送しても、かなり速い速度で完了しています。

NEXTGEAR HD-A7G70のM.2 SSD拡張スロット(PCI Express ×16)

必要に応じてストレージも拡張できるため、NVMe SSDをデュアル仕様にして動画編集のコマ落ち改善、システム用ディスク容量の確保も実現可能です。

空きスロットももちろんM.2 PCIe Gen4対応で、マウスコンピューターのBTOカスタマイズであれば最大4TBまで搭載できます。

プロジェクトが大規模化しても、長期的に使い続けられる安心感がありますので、プロのクリエイターの方にぜひおすすめいたします。

NEXTGEAR HD-A7G70のケース外観

NEXTGEAR HD-A7G70の外観

性能面だけでなく、見た目の美しさもHD-A7G70の魅力です。

特にホワイトケースモデルは希少で、クリエイターのワークスペースに清潔感と統一感を与えます。

「仕事場を整えることが創作の質を高める」──その信念を体現するような、美と機能の両立がここにあります。

本体内部を冷却するためのケースファンはPC前面に3ファン仕様で配置され、水冷ユニットの冷却用ラジエーターは上部に設置し、CPUの熱を上に排気する設計です。

NEXTGEAR HD-A7G70のRGBファン

NEXTGEAR HD-A7G70のLEDファン

透明サイドパネルから見える白いマザーボードとRGBファンの光は、デスク環境を一段と華やかに演出します。

RGBライティングは起動時に落ち着いた白光で点灯しており、インストール済のソフトウェアで気分に合わせたカスタマイズが可能です。

NEXTGEAR HD-A7G70の外観

さらにNEXTGEAR HD-A7G70の前上面の電源ボタンの横にあるLEDボタンでRGBファンの色を変更することができます。

さらに USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)端子が2つ、USB 3.2 Gen 1 (5Gbps)が一つ、ヘッドホン・ヘッドセッ8ト端子が一つ備わっています。

NEXTGEAR HD-A7G70のベンチマーク

3DMARK TimeSpy ExでNEXTGEAR HD-A7G70のベンチマークを計測 画像拡大

Blackmagic RAW Speed TestでNEXTGEAR HD-A7G70を計測 画像拡大

NEXTGEAR HD-A7G70のベンチマークを3DMARK Time Spy Extremeスコアで計測。

3DMARK Time Spy Extremeスコアは9,875、グラフィックスコアは10,750となっています。

DaVinci Resolveに同梱のBlackmagic RAW Speed TestでRAW編集の対応レベルを計測してみると、CPUは8K60Pまで対応し、GPUは画質設定次第で8K50Pまで対応できると判定が出ています。

CrystalDiskMark 8.0でSSDの読書速度を計測

NEXTGEAR HD-A7G70の起動ディスクをCrystalDiskMark 8.0で計測。

シーケンシャルリード(読み込み速度)6,182MB/s、シーケンシャルライト(書き込み速度)が5,561MB/s。

NEXTGEAR HD-A7G70は標準搭載の起動ディスクに高速読み出しを実現するM.2 Gen4 SSDを搭載しています。

動画編集ではSSDの読み込み速度が早いほどコマ落ちを抑えることができるので、4K以上の高画質設定で編集する方は注視しておきたい点です。

マウスコンピューター直販サイトで購入する場合はわずかな価格アップでも起動ディスクの性能向上できるので、直販サイトの購入をオススメします。

>>マウスコンピューター通販サイトのNEXTGEAR HD-A7G70カスタマイズを確認する

NEXTGEAR HD-A7G70で4K動画編集の検証

それではNEXTGEAR HD-A7G70で動画編集を検証してみます。
SONY α7SIIIで撮影した4K60P・4K30Pデータを使用します。

それぞれの詳しい記録方式は以下になります。

使用した映像データ

✅SONY α7SIII 4K60P動画編集(XAVC HS 4K59.94p 422 10bit 200Mbps HLG)
✅SONY α7SIII 4K120P動画編集(XAVC HS 4K59.94p 422 10bit 280Mbps HLG)

データをすべてCドライブに保存してPremiere Proを使って動画編集をします。

環境設定 ⇒ メディア ⇒「H.264/HEVC ハードウェアによる高速デコーディング」にチェック、「Intel」と「Nvidia」にもチェックが入っていることを確認します。

またPremiere Proのプログラムモニターは常時「フル画質」を設定しています。

4K60P編集

NEXTGEAR HD-A7G70で4K60P 422 10bit 動画編集 画像を拡大

それではNEXTGEAR HD-A7G70で4K60Pの動画編集を行ってみます。
SONY α7SIIIで撮影したXAVC HS 4K59.94p 422 10bit 200Mbps HLGでカット編集・テロップ・BGMを挿入してみます。

そして調整レイヤーを使って簡単なカラーグレーディングを実施します。

編集したシーケンスを再生中のCPU使用率は49%前後を推移し、GeForce RTX 5070の使用率は25%前後の高い数値で推移します。

メモリの消費量は32GBのうち24.7GB(78%)です。プレビューは滑らかで動画編集も快適です。

コマ落ちインジケーターで5フレームのコマ落ち

2分50秒のシーケンスをフル画質設定で最初から最後まで再生すると、コマ落ちインジケーターで5フレームを表示します。

4K60P 4:2:2 10bitの1トラックの動画編集・カラーグレーディングであればまず問題になりません。余裕で編集できます。

4K60P編集 2トラック

NEXTGEAR HD-A7G70で4K60P 422 10bit 2トラック 動画編集 画像を拡大

次にNEXTGEAR HD-A7G70で4K60P 422 10bitの2トラックで動画編集を実施してみましょう。

SONY α7SIIIの撮影データ詳細はXAVC HS 4K60P 422 10bit 200Mbps HLGです。

ビデオトラックに映像データを重ねて並べ、調整レイヤーを追加してLumetri カラーで基本補正、クリエイティブを使ってカラーグレーディングを行います。

再生中のCPU使用率は54~60%前後の高い数値で推移し、GeForce RTX 5070の使用率は25%前後を推移します。

メモリの消費量は32GBのうち25.2GB(79%)です。

コマ落ちインジケーターで2フレームのコマ落ち

2分50秒のシーケンスをフル画質設定で最初から最後まで再生して発生するコマ落ちは2フレームとなりました。

4K60P 422 10bitの2トラック編集・カラーグレーディングも問題なく対応可能です。

4K120P編集 2トラック

NEXTGEAR HD-A7G70で4K120P 422 10bit 動画編集 画像を拡大

次にNEXTGEAR HD-A7G70で4K120P 422 10bitの動画編集を実施してみましょう。

SONY α7SIIIの撮影データ詳細はXAVC HS 4K120P 422 10bit 280Mbps HLGです。

タイムラインに映像データを重ねて並べ、調整レイヤーを追加してLumetri カラーで基本補正、クリエイティブを使ってカラーグレーディングを行います。

再生中のCPU使用率は92%前後の数値で推移し、GeForce RTX 5070の使用率は5%前後を推移します。

メモリの消費量は32GBのうち17.8GB(56%)です。

コマ落ちインジケーターで2096フレームのコマ落ち

1分38秒のシーケンスをフル画質設定で最初から最後まで再生して発生するコマ落ちは2096フレームとなりました。

4K120P 422 10bitの2トラックカット編集・カラーグレーディングはややカクつき、フル画質での編集は厳しいです。

4K60P⇒4K60P書き出し

NEXTGEAR HD-A7G70で4K60P 422 10bit 書き出し 画像を拡大

次にNEXTGEAR HD-A7G70とPremiere Proで書き出しテストを行います。

書き出したのはXAVC HS 4K59.94p 422 10bit 200Mbps HLGの編集したシーケンスです。

書き出し設定は4K60Pシーケンス(3分03秒)からH.264の4K(UHD 3840×2160)、ターゲットビットレートは50MbpsのVBR 1パス。

ハードウェアエンコーディングとソフトウェアエンコーディングでそれぞれ書き出し時間を計測します。

書き出し時間はそれぞれ以下のようになりました。

4K60P 書き出し(2分50秒の動画)

ソフトウェアエンコーディング 3分37秒
ハードウェアエンコーディング 1分54秒

ソフトウェアエンコーディング時

ハードウェアエンコーディング時

書き出し時のCPUやGPUの使用率もチェックしてみました。
ソフトウェアエンコーディングではCPUの使用率が86%で、グラフィックカードの使用率は22%となりました。

書き出し時間は2分50秒のシーケンスを3分37秒で書き出し完了しています。

メモリの消費量も32GBのうち23.9GB消費しています。

続いてハードウェアエンコーディングではCPUの使用率が94%前後で推移し、GeForce RTX 5070の使用率が51%となります。
書き出し時間はハードウェアエンコーディングの方が断然速く、2分50秒のシーケンスを1分54秒で書き出し終了することができました。

NEXTGEAR HD-A7G70による4K書き出しは十分な速度となっています。

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実際に使って感じた“編集が止まらない”安定感

NEXTGEAR HD-A7G70

最も印象的だったのは、長時間作業でも熱によるパフォーマンス低下がほとんどない点です。

高負荷の4K書き出しを2時間続けてもGPU温度は50℃前後で安定しており、ケース内のエアフローが非常に優れていることを実感しました。

ファンノイズも控えめで、夜間作業中でも気にならないレベル。

高性能でありながら「静かさ」と「安定性」を両立した設計は、さすがマウスコンピューターといったところです。

NEXTGEAR HD-A7G70 レビュー まとめ

同価格帯(30万円前後)のBTOパソコンと比較しても、HD-A7G70は非常にバランスが取れています。

Ryzen 7 9700XとRTX 5070の組み合わせは、今後数年にわたって通用するハイエンド構成。

動画編集・配信・AI生成など、あらゆる用途で「やりたいことを妥協せずに実現できる」一台です。

特に白い筐体に惹かれるクリエイターにとって、このモデルはまさに理想的な選択。

性能・静音性・デザインの三拍子が揃った“信頼できる相棒”として、次の創作を支える強力な武器になるでしょう。

NEXTGEAR HD-A7G70(ホワイト)

CPU:AMD Ryzen 7 9700X
メモリ:32GB DDR5-5600
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 5070
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB

274,800円(税込)
※11月6日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

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