※2024年8月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
VRゲームもやりたい!
そして4Kの動画編集もやりたい!
最適スペックのPCはどれよ?
動画クリエイターのおーとふぉーかす(@sonycameralove)です。
動画編集の仕事がヒマになってきたのでゲームがやりたくなってきました!
ゲームってインテルCPUの方がいいんですよねっ? それぐらい知ってますよ?⇐ドシロート
ゲームも動画編集も両方やりたい方はどんなパソコンを買えばいいの?
気になってしまったのでマウスコンピューターさんからオススメを聞いて、第10世代のインテルCPU搭載パソコン G-Tune EP-Zを借りて使ってみることにしました!
G-Tune EP-Zは最新のインテルCPU Core i9-10900K搭載のハイスペックゲーミングPCです。
ここではCore i9-10900K搭載のデスクトップパソコン G-Tune EP-Zの動画性能とゲームの性能を検証してみますよ。
G-Tune EP-Z
CPU:Core i9-10900K⇒Core i9-12900KF
グラフィックス:GeForce RTX 3080(10GB)
メモリー:32GB
ストレージ:M.2 SSD 512GB⇒1TB NVMe対応
CPUクーラー:水冷クーラー 240mm長型ラジエーター
434,780円(税込)
この記事のポイント
✅G-Tune EP-Zはどんなパソコン?
✅G-Tune EP-ZのゲーミングPC性能はどう?
✅G-Tune EP-Zで4K動画編集を検証
✅G-Tune EP-Zはこんな人にオススメだ!
結論を先に言うとG-Tune EP-Zはお値段が高いだけあってスーパーハイエンドなパソコンです。
インテルの最上位CPU Core i9-10900Kを搭載し、グラフィックカードはRTX 3080というこれまた最上位モデルを搭載しています。
高画質ゲームプレイ用のゲーマー向けモデルですが、動画編集やCG編集にも対応できるバランスの良いスペックになっています。
また、ケースのサイズが大きいので拡張性能が高く、購入後のカスタマイズの自由度が高いのも魅力です。(補償対象外になりますが)
G-Tune EP-Zはどんなパソコン?
G-Tune EP-Zはマウスコンピューターのゲーミングパソコンの中でもハイエンドクラスに位置します。
マウスコンピューターではゲーマー向けのパソコンをG-Tuneというブランド名で展開しています。
オーダー後に製造されるBTOパソコンの中でもケースデザインがカッコいいのがマウスコンピューター G-Tuneの特徴の一つです。
G-Tune EP-Zはその中でもフルタワー型のシリーズで最高クラスのCPUやグラフィックカード、そして水冷ユニットを搭載しています。
前面が強化ガラスで覆われており、鏡面仕上げのクールな外観となっています。
G-Tune EP-Zの仕様
CPU | Core i9-11900K(8コア16スレッド)⇒更新 Core i9-12900KF(16コア24スレッド) 16 Cores (8 P-cores 8 E-cores)コア / 24スレッド / 3.20GHz(P-cores) 2.40GHz(E-cores) / TB時最大5.20GHz(P-cores) 3.90GHz(E-cores) / 30MBスマートキャッシュ |
マザーボード(チップセット) | インテル Z690 |
メモリー | 32GB PC4-25600(最大128GBまで搭載可能) |
グラフィックカード | GeForce RTX 3080(10GB) |
ストレージ | M.2 SSD(NVMe対応)1TB + HDD 4TB |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー 240mm長型ラジエーター (2連ファン) |
販売価格 | 434,780円 |
CPUは2021年3月に発売したCore i9-11900Kで、インテルCPUの最上位クラスの製品が採用されています。
第11世代Core i9で8コア16スレッド。ブースト時はクロック数が最大5.30GHzにもなるため、冷却用に水冷ユニットが搭載されています。
またメモリーは32GB 帯域幅はPC4-25600です。
グラフィックカードにはGeForce RTX 3080が選ばれていて10bitの映像・最大8Kの映像出力に対応しています。
一見必要以上に大きいサイズに思えますが、ハイフレームレートでのゲームプレイでガンガンCPUやグラボに負荷をかけても、熱上昇を防ぐよう構成されているのだと思います。
販売価格は税込みで373,780円。ハイエンドパソコン相応のお高い価格設定です。
4K30Pで動画編集をするなら当サイトでおススメしているDAIV Z7-MVPRでも十分対応できますが、G-Tune EP-Zはさらにその上をいく性能となっています。
4K60Pや4K120P 10bitの映像を編集するプロのクリエイター向けのスペックです。
また、ここ最近登場するPCゲームをとことん高フレームレートでプレイしないと気が済まないヘビーユーザー向けでもあります。
CPU
Core i9-10900KはインテルCPUのハイエンドCPU Core i9のメインストリーム向けCPUで、Core i9-9900Kの後継品です。
第10世代のCore i7-10700Kが前世代のCore i9-9900Kとほぼ同等の性能となりました。
続いて発売されたCore i9-10900Kが両者の性能と大きく差を開いております。
ベンチマークでCore i9-9900Kと比べると、第10世代のCore i9は27%ほど性能アップしたようですね。
一方でシングルスレッド性能を見るとCore i7-10700Kと大きく差がないようにも見えるので、動画編集ではそれほど大きな差にならないかもしれません。
また、インテル第10世代CPUからCore i9-10900K・Core i7-10700KにもTurbo Boost Max 3.0が実装されています。
放熱を十分にできる環境なら高クロックで動作するので、ゲームや動画編集の高負荷時にも十分に対応できるはずです。
マザーボード
第11世代インテルCoreシリーズに対応するマザーボードはZ590チップセットを搭載しています。
これに対してCore i9-9900KのマザーボードはZ390、Core i9-10900KはZ490チップセットで異なる規格となっています。
また第10世代からマザーボードのCPUソケットは規格が更新されており、LGA1151からLGA1200となっています。
マザーボードのチップセットやCPUソケットの規格によって大きな性能差が生まれることはありませんが、一般的に新しいマザーボードのほうが拡張性能が高いです。
マザーボードのメーカー名が確認できませんでしたが、フェーズの形状やM.2 SSD用のソケット位置からMSIのマザーボードかなと予想しています。
メモリー
G-Tune EP-Zは16GBのメモリを2枚差しで合計32GBとなっています。CPU(水冷ユニット搭載部)の右側にメモリスロットがあります。
帯域幅はPC4-25600(DDR4-3200)で、最大64GBメモリまでアップグレードできます。
マウスコンピューターの購入時に選択できるカスタマイズ(アップグレード)では、わずかなお値段で大容量メモリへ変更することも可能です。
グラフィックカード
G-Tune EP-ZのビデオカードはGeForce RTX 3080を備えています。
NVIDIA RTX 3080は2020年9月に発売されたビデオカードで、第2世代 RTX アーキテクチャ(Ampere)となりました。
CUDAコア数・リアルタイム レイトレーシング性能も従来製品の倍ほどの数値となり、前モデルの最高性能であったRTX 2080 Tiも凌ぐ性能です。
RTX 3080より上のビデオカードは20万円近いお値段のため、個人のクリエイターやゲーマーが所有する最高性能と考えても差し支えないのではないでしょうか。
動画編集においては8K映像をデコード・エンコードできるRTX 3080の威力が楽しみです。
重量級のゲームを4K解像度でプレイするのにも役立ちそうですね。
ストレージ
G-Tune EP-Zのメインディスク(Cドライブ)はM.2 SSD PCI Express Gen3が1TB容量で用意されています。
ゲーム用途で1TBは不要ですが、4K動画編集をするならCドライブにも1TB容量あると安心です。
マザーボード上ではCPUのすぐそばに設置されており、ヒートシンクも備え付けられています。
マウスコンピューターのカスタマイズページを確認するとSAMSUNG PM981aにも変更可能のようですね。
CrystalDiskMarkで計測してみたところ、読込速度 2,000MB/s・書出速度 1,400MB/sとなっています。
標準的な性能のM.2 SSDが使用されています。
また、保存用のハードディスクとしてWestandegitalの2TBが内蔵されております。
またDVDドライブが縦に取り付けられており、ケースフロントのデザインを損なわないように設計されているのがカッコイイですね。
CPUクーラーと電源
G-Tune EP-ZのCPUクーラーは 長短24cmのラジエーターに2つのファンが備わった簡易水冷ユニットが搭載されています。
またその横には電源ユニットの冷却にも貢献しそうなケースファンが標準装備です。
マウスコンピューターではCore i9搭載モデルの多くは水冷CPUクーラーを備えています。
CPUの温度が高温になりやすい動画の書き出しで、冷却効果の高い水冷ユニットが採用されているのは安心感があります。
水冷ヘッドでCPUを直接冷やし、ケース内もスッキリするため熱が籠りにくくなっています。
関連情報:動画編集用パソコンは水冷と空冷のどちらが良い?メリット・デメリットを解説
また電源は800W 80PLUS TITANIUMで、マウスコンピューターで扱われているハイエンドの電源ユニットとなっています。
ベンチマーク・ゲーミング性能
G-Tune EP-ZのPCMARK10によるベンチマーク結果は7378となりました。
G-Tune EP-Z | 総合スコア:7378 写真編集スコア:16999 映像レンダリングスコア:19292 動画編集スコア:5847 |
DAIV Z9-MVPR | 総合スコア:7086 写真編集スコア:14064 映像レンダリングスコア:15272 動画編集スコア:5788 |
Core i7-10700K搭載のPC DAIV Z9-MVPR のベンチマークスコアが7086です。
映像のレンダリング性能はG-Tune EP-Zが非常に高いスコアを出しています。
また、ゲーミング性能を確認するために CINEBENCH R20とFF XVで計測してみました。
CINEBENCH R20では6067pts、シングルコアの値は511ptsとなります。
FF XVの最高画質(3840×2160)におけるベンチマークスコアは8659で評価は快適となります。
Ryzen 3900Xで自作したパソコンのFF XVのスコアが6808であったことを考えると、やっぱりゲーミングPCはインテルの方が快適にプレイできるようですね。
G-Tune EP-Zの4K動画編集テスト
今回の検証はSONY α7SⅢで撮影した動画データを使用しています。
SONY α7SⅢはプロ向けの業務用カメラと同じような映像データを記録できるので、ハイスペックなG-Tune EP-Zの動画編集の検証にピッタリです。
SONY α7SⅢの4K60P 4:2:2 10bitの記録方式についてよく知らない方は以下の記事でまとめましたので合わせて読んでみてください。
関連情報:α7SⅢ 4K 4:2:2 10bit撮影で知っておきたいこと まとめ
ここでは以下の検証結果を中心に解説します。
今回の検証は
検証内容
✅Premiere Pro カット編集・カラーグレーディング(4K60P 422 10bit XAVC S-I / 4K60P 422 10bit XAVC HS)
✅書き出し時間チェック(ハードウェアエンコーディング・ソフトウェアエンコーディング)
でやってみようと思います。
編集・BGM・テロップ入れ・カラーグレーディングをチェック
ここではPremiere Proのフル画質設定で編集・再生します。
SONY α7SⅢ XAVC S-I 4K60P 4:2:2 10bit
まずは記録方式 XAVC S-I 4K60P 4:2:2 10bit で収録した映像データです。
パソコンへの負荷が少なく編集に適した映像素材です。
シーケンスに素材を並べて再生してみるとCPUの使用率は59%で動き、GPUの使用率は20%で推移します。
3分の映像を再生する間に発生したコマ落ちは7フレーム程に収まりました。
次にカット編集とテロップ・BGMを挿入。LUTを当ててシンプルなカラーグレーディングを行います。
CPU使用率は51%前後を推移し、GPU使用率は27%を推移します。
再生時のカクつきはほとんど起こりません。
SONY α7SⅢ XAVC HS 4K60P 4:2:2 10bit
次は記録方式をXAVC HS 4K60P 10bitの撮影データを使ってみます。
XAVC HSは圧縮率が高い映像データでパソコンにより大きな負荷をかけます。
素材を並べて再生してみるとXAVC S-Iの撮影データと比べてCPUの使用率が10%ほど上昇します。
GPUの使用率はあまり変化がなく17%前後を推移します。
4分20秒の尺を再生して発生したコマ落ちは33フレームとなりました。
4K60P 10bitのXAVC HSでこのぐらいのフレーム落ちで済むなら優秀ですね。
次にカット編集・BGM入れとカラーグレーディングを行っていきます。
CPUの使用率は71%、GPUの使用率は23%で推移します。
コマ落ちの頻度は少し増えますが、再生中にカクつきが発生することもありません。
4K60P 10bitの動画編集は問題なくこなすことができますよ。
書き出し時間チェック(ハードウェア・ソフトウェアエンコーディング)
書き出すファイルの設定は4K H.264(mp4)、ビットレート設定は VBR(可変ビットレート)に設定し、ターゲットビットレート12Mbpsに設定して書き出しします。
G-Tune EP-Zに搭載のビデオカード RTX 3080によって、ハードウェアエンコーディングを選ぶことができます。
G-Tune EP-Zでソフトウェアエンコーディングとハードウェアエンコーディング 両方の書き出し時間を確認します。
動画の尺は3分で予想ファイルサイズは232MBとなっています。
G-Tune EP-Z エンコーディング時間 3分の動画
ハードウェアエンコーディング | ソフトウェアエンコーディング |
書き出し時間:2分16秒 | 書き出し時間:5分12秒 |
ハードウェアエンコーディングはエンコーディング時にCPUの負荷をグラフィックカードに分散します。
G-Tune EP-Zのハードウェアエンコーディングでは、書き出し時間を大幅に短縮できるという結果となりました。
ソフトウェアエンコーディングでも5分なので意外と早く書き出しが終わります。
G-Tune EP-Zはエンコーディング性能も十分です。
G-Tune EP-Z の長所・短所
G-Tune EP-ZはハイエンドCPUと最新のハイエンドビデオカードを搭載しているだけあって、重量級のゲーム・動画編集を楽しみたい方に最適なスペックです。
4Kを扱うプロ向けの動画編集も快適に行えますし、重量級のゲームも非常に滑らかな映像で楽しむことが出来ました。
性能的には申し分ありません。
使ってみて一番感心したのが、パソコンにかなり負荷をかける書き出し作業中も動作音が非常に静かであることです。
これなら部屋で録音・録画をする際にパソコンを付けていても全く問題ないと思いました。
本体の重さがちょっと気になりましたが、頑丈で動作音が少なく見た目もカッコイイので全然ガマンできるでしょう。
G-Tune EP-Z はどんな人にオススメ?
G-Tune EP-Zは
EP-Zはこんな人にオススメ
✅重量級ゲームを楽しみたい方
✅4Kの動画編集もガッツリやりたい方
✅部屋で録音・録画をしたい方
に最適です。
ゲームの実況動画の制作やYouTubeの動画編集には十分すぎる性能です。
値段の価値は十分にあるので、最高の動画制作環境やゲーム環境を求める方が手に入れれば満足度はかなり高いはずです。
自作パソコン経験者ならこのケースは永久に使っていけますよ。オススメです。
G-Tune EP-Z
CPU:Core i9-11900K ⇒12900KFに更新
グラフィックス:GeForce RTX 3080(10GB)
メモリー:32GB
ストレージ:M.2 SSD 512GB NVMe対応
CPUクーラー:水冷クーラー 240mm長型ラジエーター
414,780円(税込)