※2024年9月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
NVIDIA Quadroはパソコンの映像処理能力を高めるグラフィックカードの一つで、プロの映像クリエイターに根強く支持されています。
4K画質の映像編集ではQuadro P2000やP4000というモデルが人気ですが、最近ではVRコンテンツの登場によってさらに高いグラフィック性能を求められるようになってきています。
NVIDIA QuadroにはウルトラハイエンドモデルのQuadro P5000・Quadro P6000が存在し、主にプロのVFXクリエイターやCGクリエイターが使うパソコンに搭載されています。
ここではQuadro P5000の性能・特長と、P5000を搭載したオススメのクリエイターパソコンを紹介します。
この動画で動画編集向けパソコンの失敗しない選び方を解説したので、ぜひ視聴してみて下さい。
NVIDIA Quadro P5000の特長とは
ウルトラハイエンドモデルのNVIDIA Quadro P5000の特長としてあげられるのは、
・Pascalアーキテクチャ
・16GB 高速大容量GDDR5X グラフィックスメモリ
・マルチディスプレイ対応
・シングルスロットで補助電源不要
というところです。
GDDR3とGDDR4の後継となるGDDR5をベースとして、従来の規格より広帯域を実現したGDDR5X。
データ転送速度はさらに高速となり、2560基のCUDAコアと16GBの大容量ビデオメモリを搭載しています。
これらのスペックにより、自然美あふれる映像や高い忠実度の映像、複雑な視覚パフォーマンスを実現できるようになっています。
シェーダーモデル5.1に準拠し、OpenGL4.5またDirectX12をサポートしています。
さまざまなアプリケーションに対応する万能ぶりを発揮するのが特長でしょう。
DisplayPort1.4コネクタを4系統搭載し、DVI-Dにも対応していることから、最大で4Kを4画面で出力することができます。
(※DVIをHDMIに変換することでHDMI2.0bにも対応します。)
Quadro Sync 2に対応してることから、最大で8GPU32画面出力の同期も実現します。
環境によっては最大32Kの解像度まで出力できる仕様となっています。
NVIDIA Quadro P5000は、ウルトラハイエンドモデルとして、27万円ほどとかなり高額な設定となっています。
気軽には手を出しにくいグラフィックカードですが、VFXクリエイターやCGクリエイターには魅力あるグラフィックボードであることは間違いありません。
価格に見合った性能でクオリティ高い動画制作が十分に期待できるでしょう。
QuadroP5000搭載の動画編集用PCを選ぶときのポイント
1消費電力を抑えたミドルレンジ向けのビデオカード
2フルHD動画編集ならGTX1050でも対応できます
3ライトゲームや動画視聴に最適
QuadroP5000搭載のオススメクリエイターパソコン
QuadroP5000の性能を十分に発揮するには少なくても8コア以上のCPUを搭載し、十分な空き容量を確保できる大容量+高速ストレージが必須です。
QuadroP5000搭載のパソコンとなるとBTOパソコン一択となってしまいますが、QuadroP5000搭載モデルは自作で構築するよりも割安な価格となっているのでオススメです。
マウスコンピューターのNVIDIA RTX・Quadro搭載動画編集用パソコン
MousePro LP-I7N20
CPU:Core i7-14700Tグラフィックス:NVIDIA RTX A2000 12GB
メモリー:16GB PC5-38400
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
313280円(税込)
レノボのNVIDIA RTX・Quadro搭載動画編集用パソコン
ThinkStation P2 Tower:RTX A搭載
CPU:Core i7-14700グラフィックス:NVIDIA RTX A2000 12GB
メモリー:16GB DDR5-4400MHz
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 512GB
322404円(税込)
ドスパラのNVIDIA RTX・Quadro搭載動画編集用パソコン
raytrek MCDQ20
CPU:Core i5-14400Fグラフィックス:NVIDIA RTX A2000(12GB)
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB
259980円(税込)