※2024年12月に更新しました。また本ページにはプロモーションが含まれています。
インテル Core i5で
動画編集はどこまでできる?
動画編集をやってみたい!
でもパソコン買い換えるほど財布に余裕がない。
こんな方にオススメなのがインテルCore i5搭載のパソコン mouse DT5-G-1660Tiです。
実機を借りて使ってみたところ予想以上に性能が高く、動画編集も快適に出来るのが分かりましたよ。
インテル Core i5の性能向上のウワサは本当でした。
ここではmouse DT-G-1660 Tiがどんなパソコンなのか?以下のテーマで解説します。
レビューのポイント
✅mouse DT-G-1660 Tiのメリット・デメリット
✅mouse DT-G-1660 TiでフルHD・4K動画編集の検証
✅mouse DT-G-1660 Tiはどんな人が買いか?
mouse DT5-G-1660Ti
CPU:インテル Core i5-10400
グラフィックス:GeForce GTX 1660 Ti
メモリ:8GB PC4 21300
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
142,780円(税込)
目次
mouse DT5-G-1660 Tiのオススメポイント
結論から先に言うと
✅画質はあまり気にしない。YouTubeで見れれば十分
という方に最適です。
mouse DT-G-1660 Tiのオススメポイントは大きく3つあります。
長所
1.価格が安め
2.デスクトップの中では小型で軽い
3.グラフィックカードを搭載してる
1価格が安い
mouse DTシリーズはマウスコンピューターの低価格デスクトップパソコンです。
DT5シリーズとDT7シリーズがあり、5がつく方はインテル Core i5搭載。
7がつく方はインテル Core i7搭載となっています。
mouse DTシリーズ
mouse DT5 | 76,780円(税込) |
mouse DT5-G-1660Ti | 142,780円(税込) |
mouse DT7 | 109,780円(税込) |
mouse DT7-G-1660Ti | 164,780円(税込) |
2022年6月調べ(価格変更の可能性あります。)
また、mouse DTシリーズはインテル MicroATXマザーボードを搭載した小型のデスクトップパソコンシリーズでもあります。
クリエイター向けというよりはオフィス向けのパソコンで、メモリ容量や電源の容量がやや小さいのが特徴です。
私はこれまで動画編集ではmouse DTシリーズではスペック不足でとても使えないと思っていました。
しかし、ここ最近のCPU(特に第10世代以降のCore i5)の性能アップで小型のオフィス向けパソコンでも動画編集が十分にできるのではないかと密かに注目していました。
またマウスコンピューターの通販サイトでmouse DTシリーズがセール対象になっているのをよく見かけます。
コロナ禍のおかげ(せい)で、私たちはこれまで以上にインターネットで情報を収集するようになったはずです。
テレワークが進めば通勤時間が実質消滅し、仕事の効率がかなり上がってプライベートの時間が増えた方もおられると思います。
そんな中、副業でYouTubeの動画編集に取り組む人が増えたこともあって、ネット動画を見る時間がどんどん増えているはずです。
またパソコンだけでなく動画編集ソフトもますます最適化が進んでおり、パソコンの持っている性能を余すことなく発揮できるようになってきています。
動画編集の敷居が低くなっている今なら、ビジネス向けパソコンの中でも少し良いものを選ぶことで実現できるはずです。
mouse DT5-G-1660Ti は気軽に少ない負担で動画編集を始めたい方にとても良い選択になるでしょう。
2持ち運びやすいサイズ。メチャ軽い。
mouse DT5-G-1660Tiは小型のデスクトップパソコンです。
今回マウスコンピューターさんからmouse DTシリーズを初めて借りました。
配達員さんから受け取ったときにまず「軽!」と思ったのが第一印象です。
私は腕力があるほうではないにも関わらず、片手で持ち運ぶことができてしまいます。
もちろんパソコンを設置する際は慎重に両手で実施しますが、上の写真のようにカメラのセルフタイマー10秒で撮影が余裕でできるぐらい軽いです。(本体重量7.2kg)
普段使っているパソコンは15kg以上の重さなので約半分ぐらいですね。
3グラフィックカードを搭載している
mouse DTシリーズは低価格を求めると10万円以下で購入できますが、その多くはグラフィックカードを搭載していません。
画像編集や動画編集、PCゲームではグラフィックカードを搭載しているパソコンが選ばれるため、クリエイターやゲーマーの方にはやはりグラフィックカードの有無が気になるところです。
ここ最近の半導体需要によってエントリークラスのグラフィックカードも値段が高くなっていますが、mouse DT5-G-1660Tiにはその名の通りGeForce GTX 1660Tiが搭載しています。
GDDR6版の6GBビデオメモリなので、Premiere Proを使って動画編集したい方には嬉しい仕様です。
mouse DT5-G-1660Tiのデメリット
とは言え、安価な価格設定なのでハイエンドパソコンと比べるといくつか不満はないわけではありません。
ここでは私がmouse DT5-G-1660Tiの短所と思う点を挙げてみます。
USB Type-Cの端子がない
mouse DT5-G-1660Tiは本体前部分にUSB 2.0を二つ、背面にUSB 3.0を備えていますがUSB Type-Cの端子がありません。
この世代のインテル用MicroATXマザーボードには、Type-C端子が備わっていないことが多いので仕方がないですが、現在のUSB Type-Cの普及度合いを考えるとちょっと残念です。
一方でインテル Wi-Fi 6 AX200搭載なのでデスクトップなのに無線LANに対応している点はとても良いなと思います。
キーボードとマウスが付いてる
またmouse DT5-G-1660Ti はキーボードとマウスが付属しています。
マウスコンピューターのクリエイター向けハイエンドパソコンでは付属していませんので、あまり周辺機器を持っていない方にとっては嬉しいポイントでしょう。
使ってみた感じは普通のキーボードとマウスです。
mouse DT5-G-1660Tiの主な仕様
CPUとCPUクーラー
CPUはCore i5-10400でインテル第10世代目のCore i5です。
それに取り付けられているCPUクーラーはインテル標準のCPUクーラーとなっています。
インテル Core i5-10400は6コア12スレッドです。
インテルは第9世代CPUでハイパースレッディング機能を搭載せず、Core i7-9700は8コア8スレッドとなっていました。
第10世代で再びハイパースレッディング機能を復活しています。
コア数が6コアでもあるので、Core i7の性能には届かないものの、ハイパースレッド無しのCore i7-9700と比べるとシングルスレッド性能においてあまり大きな差がないようにも思えます。
動画編集ではハイパースレッド有りのCPUの方が有利であると考えられているため、第10世代でハイパースレッド有りになったCore i5-10400は期待ができます。
グラフィックカード
グラフィックカードのGeForce GTX 1660 Tiはミドルクラスの製品で、ハードウェアエンコーダーにも対応できるもののGeForce RTXシリーズにはやや届かない性能です。
GeForce GTX 1660はGeForce GTX 1660 SUPER、GeForce GTX 1660 Ti、GeForce GTX 1660(無印)があり、GeForce GTX 1660 Tiはその中間のスペックです。
GeForce RTXシリーズが登場してからGTXシリーズの存在感が薄くなった感もありましたが、グラフィックカード性能はまだまだ十分現役です。
メモリ
mouse DT5-G-1660Tiはメモリ1枚挿しの8GBメモリです。
動画編集では最低でも16GBメモリを搭載しておきたいところですが、予算が厳しい場合はメモリを抑えるしかありません。
また、シングルチャネル仕様です。
Adobeのソフトを複数起動させるような荒っぽい使い方をする方はスペック不足を感じるかもしれませんが、軽めの映像編集なら何とかなるでしょう。
SSD
mouse DT5-G-1660Tiは起動ディスクにM.2 SSD NVMe 512GBが採用されています。
ヒートシンクで覆われているので、SSDの温度上昇はある程度抑えられるような設計になっています。
mouse DT5-G-1660Tiの保存ディスクの読み書き速度をCrystalDiskMarkで計測します。
シーケンシャルリードが2,101MB/s シーケンシャルライトが1,380MB/sです。
そしてランダムリードが1,058K ランダムライトが831Kとなりました。
mouse DT5-G-1660Tiのベンチマークスコア
mouse DT5-G-1660TiのベンチマークをPCMARK10で計測します。
PCMARK10は写真編集やエンコーディング、ビデオ編集といった用途別のスコアも出るようになっているので便利です。
他のパソコンとの性能比較ではPCMARK10のスコアで比べると参考になります。
mouse DT5-G-1660TiのMARK10によるベンチマークスコアは総合スコアで5667ポイントです。
他のスコアは以下になりました。
写真編集スコア:8380
レンダリングスコア:10436
動画編集スコア:4798
mouse DT5-G-1660Tiで動画編集を検証
mouse DT5-G-1660TiにPremiere Proをインストールして実際に簡単な動画編集を行ってみます。
編集で使用した撮影データはSONY α7Ⅲで撮影したフルHD60P(XAVC S)4K30P・4K60P(420 8bit)を使います。
検証内容
1.Premiere Proで動画編集 SONY α7Ⅲ 1920×1080 59.94P(8bit)
2.Premiere Proで動画編集 SONY α7Ⅲ 3840×2160 30P(8bit)
3.Premiere Proで動画編集 SONY α7Ⅲ 3840×2160 60P(8bit)
4.4K30P ⇒ 4K30P 書き出し
SONY α7Ⅲは発売してから随分年数が経ちますが、まだまだ十分使えるカメラで4Kの画質も良いです。
中古の数も多いので、動画も写真もやる方には超お勧めのカメラです。
1. フルHD60P(59.94P)
まずはmouse DT5-G-1660TiにPremiere Proをインストールし、フルHD 60P(59.94P)のデータを読み込んで動画編集します。
ここでの検証ではPremiere Proのプレビューをフル画質設定で実行します。
Premiere Proは環境設定で使用するメモリの容量を設定できます。
初期設定ではmouse DT5-G-1660Tiのメモリ8GB容量のうち6GBを使用するようになっています。
使用するメモリを増やすことでPremiere Proの動作環境を改善することができます。
ただし、編集中に他のソフトを立ち上げる可能性もあるので、余力を残した割り当てを実施する必要があります。
それを考えるとやはり16GBにアップグレードしておいた方が良いかもしれません。
Premiere ProでSONY α7Ⅲの撮影データ フルHD59.94Pをタイムラインに並べてカット編集を実施し、BGMと字幕を挿入しました。
プレビュー中のCPU使用率は11%前後を推移し、メモリ使用量4.7GB、GPU使用率は11%前後で推移します。
フルHD60Pの動画編集時におけるCPU・GPUの使用率は低くフル画質設定のプログラムモニターも滑らかに再生できています。
Premiere Proのコマ落ちインジケーターで3分50秒のシーケンスを再生したときのコマ落ち数は0フレームとなりました。
mouse DT5-G-1660TiによるフルHD60P(8bit)動画編集はまずまず問題なく実行できるでしょう。
2. 4K30P 8bit
次はPremiere Proでα7Ⅲで撮影した4K30P(8bit)のデータを読み込んで動画編集します。
もちろんPremiere Proのプレビューをフル画質設定で実行します。
4K30Pのクリップとタイトル・BGMを乗せて再生してみた時のCPU使用率は33%前後を推移し、メモリ使用量5.6GB、GPU使用率は22%前後で推移します。
Core i5-10400でさすがに4K30Pは無理だろ~。と思っていましたが意外といけるかも(汗)
Premiere Proのコマ落ちインジケータで確認すると2分15秒のシーケンスを最後まで再生したときに発生したコマ落ちは15フレームとなりました。
さすがにコマ落ちフレームはあるものの動画編集に支障が出るほどではありません。
α7Ⅲは8bit記録なので負荷が少ないため、シンプルな4K30P動画編集ならmouse DT5-G-1660Tiで無理やりいけそうです。
3. 4K60P 8bit
次にα7Ⅲで撮影した4K60P 8bitのデータをPremiere Proで読み込んでシーケンスに並べます。
CPUの使用率は42%前後でやや高めに推移し、プレビュー時のモニターはカクつきが出始めました。
GPUの使用率は32%で推移し、メモリの使用量は環境設定の6GBを超えるようになりました。
細かく手を加えて編集をするのは厳しそうです。
2分20秒のタイムラインを最後まで再生すると、265フレームのコマ落ちが発生しました。
まーでもほんの1年前はCore i7でも4K60Pの編集をするのは厳しかったことを考えるとかなりの性能アップです。
11世代のCore i5ならもっと良い結果が出るのかもしれません。
またPremiere ProのGPU最適化もどんどん良くなっている感じです。
書き出し検証
それでは次にmouse DT5-G-1660TiとPremiere Proで動画の書き出しを検証します。
書き出し設定は4K60Pのシーケンスから4K60Pの動画(H.264)を書き出します。
書き出し設定は以下の通りです。
・ターゲットビットレート 10Mbps
・可変ビットレート(VBR)1パス
GeForce GTX 1660 Tiはハードウェアエンコーディングが選べましたので、ハードウェアエンコーディングとソフトウェアエンコーディングそれぞれの書き出し速度を計測します。
動画の尺は2分15秒です。
ハードウェアエンコーディング | 2分13秒 |
ソフトウェアエンコーディング | 6分38秒 |
ハードウェアエンコーディングとソフトウェアエンコーディングで書き出し時間の差がかなり大きく現れました。
書き出しに必要となる時間は結構長めです。
ハードウェアエンコーディング時のCPU使用率は78%前後で推移し、GPUは48%前後。メモリ使用量は6.4GBです。
ソフトウェアエンコーディング時のCPU使用率は100%となり、GPU使用率は22%前後を推移。メモリ使用量は6.3GB前後で推移します。
書き出し時間はやっぱりCore i5だなーという印象です。
まーでもCore i5で4Kを取り扱えるようになったのだから安く取り組めるようになりましたね。動画編集って。
mouse DT5-G-1660Tiはこんな方にオススメ
mouse DT5-G-1660Ti は予想以上の性能で、フルHD(YouTube)の動画編集なら楽勝で対応できるでしょう。
映像データは撮影するカメラの記録方式やコーデックによってパソコンへの負荷が変わります。
今回α7Ⅲというちょっと古めのカメラで撮影した4K 8bitデータでもあるため 4K30P 8bitのシンプルな動画編集ならmouse DT5-G-1660Tiでもいけるのが分かりましたよ。
オススメの人
・あまりお金をかけず、とにかく動画編集を始めてみたい方
・限られたスペースでも使えるデスクトップPCが欲しい方
・画質はあまり気にしない。シンプルなフルHD動画編集をする方
mouse DT5-G-1660Tiはメモリ容量に少し不安がありますが、マウスコンピューターの通販サイトで最大32GBまでアップグレード可能です。
これからの動画編集用デスクトップパソコンはコンパクトさも追い求める時代が来たのかもしれません。
Core i5-10400とGeForce GTX 1660Ti搭載のmouse DT5-G-1660Ti。イイっすね!
mouse DT5-G-1660Ti
CPU:インテル Core i5-10400
グラフィックス:GeForce GTX 1660 Ti
メモリ:8GB PC4 21300
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
142,780円(税込)